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【鈴木啓太×岩政大樹|後編】森脇の不適切発言にも言及。日本サッカー界は、どう変わるべきか?

カテゴリ:連載・コラム

岩政大樹

2017年06月20日

ベテランになるとプレーの幅が広がる。岩政氏も今はFWとして…。

2007年にはふたりともベストイレブンに選出された。(C)SOCCER DIGEST

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岩政 ありがとうございます。クラブと相談しますね。どういうメンバーなんですか?
 
鈴木 レッズや代表で一緒にプレーした人たちです。ただ、レッズのほうがほぼほぼ決まっていますが、代表のほうはまだ……。現役の選手たちには声をかけにくくて、探り探りの状態です。岩政さんには、FWで出てもらおうかな(笑)。
 
岩政 この前、東京ユナイテッドで15分間、FWでプレーしましたよ。関東1部では通用しました(笑)。
 
鈴木 え? 本当に?
 
岩政 相手の裏を取ったり(笑)。
 
鈴木 相手のディフェンダーは説教ですね(笑)。実際は、どこでプレーすることが多いんですか? ボランチ? センターバック?
 
岩政 この前の試合は、相手が押し込んで来たら私が最終ラインまで下がり、中盤のゾーンにボールがある時は、出ていってこぼれ球に参加する感じでしたね。
 
鈴木 プレー幅が広がったと?
 
岩政 広がっています(笑)。
 
鈴木 やっぱり、そうなりますよね。ベテランになると、なんとなくサッカーが分かってくる。がむしゃらにやってもできないのは理解しているから、力が抜けてこぼれ球なんかスッと取れたり。
 
岩政 そうそう。なんとなく見えて来ますよね。私がFWとして相手の裏を取る姿を、ぜひ見に来てください(笑)。
 
―――◆―――◆―――◆―――
 
「わかるわかる」
 
 ケイタの話には"やはり"共感する部分が多くありました。
 
 ケイタも私も(ケイタはもちろん私ほどではありませんが)、サッカーの技術的な才能には恵まれていませんでした。ですが、私たちはそこで諦めませんでした。
 
 私たちの本当のサッカーキャリアは、自分が「下手くそ」だと気付いたところがスタートだったと思います。
 
「下手くそだから諦めよう」ではなく、「下手くそだからどのようにすべきか」と考えることが私たちのサッカーで取り組んだことでした。
 
 ケイタが自問自答した日々の話が聞けて、彼のまっすぐ前を向く視線の奥には、たくさんの思考と苦悩があったのだと思いました。だから浦和レッズの「ど真ん中」に居続けられたのだと思います。
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