2017年はスランプに陥るも、プロジェクトは始まったばかりだ。
とはいえ、年明け以来、順風だった状況は少し変化している。チームは低調なパフォーマンスを続け、2017年はここまで8試合を消化してわずかに1勝しか挙げられていないのだ。
1月26日のリーグカップ準決勝でサウサンプトンに敗れ、中2日で行なわれたFAカップでも格下のウォルバーハンプトンに良いところなく下され、カップタイトルへの道を断たれた。
とはいえ、この不振の最大の原因は主力の離脱だ。チーム内得点王のマネがアフリカ・ネーションズカップでチームを離れ(まもなく復帰予定)、チームの屋台骨ともいえるコウチーニョ、マティプ、そしてヘンダーソンが故障離脱していたのだ。
スカッドに多少の疲れが見え始めているが、この1月中の大型補強はないだろう。しかし、選手層はお世辞にも厚いとはいえず、今夏にはほぼ確実に実力派のニューフェイスが加わることになるはずだ。
ここ最近のスランプにより、今シーズンの目標はプレミアリーグ制覇から下方修正されるべきかもしれない。いずれにしても、CL出場権獲得のトップ4でフィニッシュすることは最低限のノルマだ。いまやリバプールは、欧州最高峰のコンペティションであるCLに相応しいレベルまでチーム力を上げている。
しかしながら、CLに戻るうえで、リバプールはまだ発展途中でもある。そうしたチームが成功を手にしていくうえで、クロップが最適任者であるのは間違いない。そして、それは本人にとっても同様だ。
「ここはパーフェクトなクラブで、私に完璧にマッチする。まだ始まったばかりだ。いま我々が変えている全ては、このクラブの未来のためだ」
リバプールの『プロジェクト・クロップ』は、まだまだ始まったばかりなのだ。
取材・文:ジェームズ・ピアース(『 リバプール・エコー』紙)
翻訳:松澤浩三
1月26日のリーグカップ準決勝でサウサンプトンに敗れ、中2日で行なわれたFAカップでも格下のウォルバーハンプトンに良いところなく下され、カップタイトルへの道を断たれた。
とはいえ、この不振の最大の原因は主力の離脱だ。チーム内得点王のマネがアフリカ・ネーションズカップでチームを離れ(まもなく復帰予定)、チームの屋台骨ともいえるコウチーニョ、マティプ、そしてヘンダーソンが故障離脱していたのだ。
スカッドに多少の疲れが見え始めているが、この1月中の大型補強はないだろう。しかし、選手層はお世辞にも厚いとはいえず、今夏にはほぼ確実に実力派のニューフェイスが加わることになるはずだ。
ここ最近のスランプにより、今シーズンの目標はプレミアリーグ制覇から下方修正されるべきかもしれない。いずれにしても、CL出場権獲得のトップ4でフィニッシュすることは最低限のノルマだ。いまやリバプールは、欧州最高峰のコンペティションであるCLに相応しいレベルまでチーム力を上げている。
しかしながら、CLに戻るうえで、リバプールはまだ発展途中でもある。そうしたチームが成功を手にしていくうえで、クロップが最適任者であるのは間違いない。そして、それは本人にとっても同様だ。
「ここはパーフェクトなクラブで、私に完璧にマッチする。まだ始まったばかりだ。いま我々が変えている全ては、このクラブの未来のためだ」
リバプールの『プロジェクト・クロップ』は、まだまだ始まったばかりなのだ。
取材・文:ジェームズ・ピアース(『 リバプール・エコー』紙)
翻訳:松澤浩三