【ポイント その5】戦いの幅を広げる「ユーティリティ・遠藤航」
守備のユーティリティである新加入の遠藤が、さっそく持ち味をチームに還元している。
ACLのシドニー戦ではボランチとして途中出場し、阿部とのコンビで中盤の壁を築いた。強引に突破を試みる大柄な選手にも真っ向から対峙し、確実にボールを奪い取って、2-0の勝利に貢献した。
柏戦では、湘南時代のメインポジションだった右ストッパーで先発フル出場。ペトロヴィッチ監督からは「これまでやってきたポジションで、まず守備面でしっかり対応し、思い切ってやってほしい」と、指示を受けたという。
自陣でのミスパスから危ういピンチも招いたが、対峙した大津の強引なドリブル突破はほぼすべて抑え込んだ。また、セカンドボールの奪い合いでも、“強さ”は際立っていた。守備に関しては、早くも3バックのなかで見ていて最も安心できる存在になっていたとも言える。さっそくボールの奪いどころとして計算が立ったのは、なにより大きな収穫だ。
チームとして課題だった守備面で、早くも多くのプラスをもたらしている。それにより、戦いの幅は広がった。
「守備に関しては、普段どおりのプレーができている。コンビネーションの面が課題」と遠藤は語る。
攻撃時にも、遠藤のカラーを出していけるようになれば、浦和の2016年スタイルはさらに“幅”が広がりそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
※『サッカーダイジェスト2月25日発売号』では、「2016シーズン J1&J2開幕ガイド」と題して、総勢30名による順位予想などに加え、青山敏弘選手&佐藤寿人選手の対談、遠藤航選手、中村俊輔、アデミウソン、大前元紀選手、城福浩監督の独占インタビュー、さらにJ1&J2の最新選手名鑑を掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
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柏戦では、湘南時代のメインポジションだった右ストッパーで先発フル出場。ペトロヴィッチ監督からは「これまでやってきたポジションで、まず守備面でしっかり対応し、思い切ってやってほしい」と、指示を受けたという。
自陣でのミスパスから危ういピンチも招いたが、対峙した大津の強引なドリブル突破はほぼすべて抑え込んだ。また、セカンドボールの奪い合いでも、“強さ”は際立っていた。守備に関しては、早くも3バックのなかで見ていて最も安心できる存在になっていたとも言える。さっそくボールの奪いどころとして計算が立ったのは、なにより大きな収穫だ。
チームとして課題だった守備面で、早くも多くのプラスをもたらしている。それにより、戦いの幅は広がった。
「守備に関しては、普段どおりのプレーができている。コンビネーションの面が課題」と遠藤は語る。
攻撃時にも、遠藤のカラーを出していけるようになれば、浦和の2016年スタイルはさらに“幅”が広がりそうだ。
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
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