【浦和】ACLとJでまずまずの船出。 明らかに変化した「5大ポイント」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年03月01日

【ポイント その5】戦いの幅を広げる「ユーティリティ・遠藤航」

シドニー戦はボランチ、柏戦は右ストッパーとして、さっそく能力の高さを示すとともに勝利に貢献。遠藤がチームの戦いの幅を広げてくれそうだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 守備のユーティリティである新加入の遠藤が、さっそく持ち味をチームに還元している。
 
 ACLのシドニー戦ではボランチとして途中出場し、阿部とのコンビで中盤の壁を築いた。強引に突破を試みる大柄な選手にも真っ向から対峙し、確実にボールを奪い取って、2-0の勝利に貢献した。
 
 柏戦では、湘南時代のメインポジションだった右ストッパーで先発フル出場。ペトロヴィッチ監督からは「これまでやってきたポジションで、まず守備面でしっかり対応し、思い切ってやってほしい」と、指示を受けたという。
 
 自陣でのミスパスから危ういピンチも招いたが、対峙した大津の強引なドリブル突破はほぼすべて抑え込んだ。また、セカンドボールの奪い合いでも、“強さ”は際立っていた。守備に関しては、早くも3バックのなかで見ていて最も安心できる存在になっていたとも言える。さっそくボールの奪いどころとして計算が立ったのは、なにより大きな収穫だ。
 
 チームとして課題だった守備面で、早くも多くのプラスをもたらしている。それにより、戦いの幅は広がった。
 
「守備に関しては、普段どおりのプレーができている。コンビネーションの面が課題」と遠藤は語る。
 
 攻撃時にも、遠藤のカラーを出していけるようになれば、浦和の2016年スタイルはさらに“幅”が広がりそうだ。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)

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