【浦和】ACLとJでまずまずの船出。 明らかに変化した「5大ポイント」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年03月01日

【ポイント その4】武藤雄樹の2試合連続ゴールに見られる「新背番号効果」

武藤は2試合連発! 背番号9を着けたことで、「今、良いモチベーションでプレーできている」。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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「新10番」の柏木は、まだ怪我明けとあって本調子とはいかないなかで、チームの勝利のために“なにをすべきか”を考えて連勝に貢献。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 浦和のエースナンバー「9」を今季から着ける武藤が、シドニー戦と柏戦で先制ゴールを奪い、さっそく期待に応えた。
 
 昨季チーム最多の13ゴールを奪って結果を残したことで、「9番」も掴んだ。1シーズンの活躍でその番号を着けるのは時期尚早では? と不安視する声を、瞬く間に結果を残すことでかき消し、むしろ「新エース=武藤」の印象を強めた。
 
 2ゴールとも武藤の得意とする“ワンタッチゴール”。特に柏戦は、武藤本人も「狙いどおり」という一撃だった。
 
「アウェーで難しい試合だったが、結果を残せてホッとしている。李くんがシュートを撃つ瞬間に、『こぼれ球が来るはず』と予感がしたら、そのとおりになった。自分の特長を出せたゴールだった」
 
 “背番号効果”について、次のように言っていた。
 
「9番は浦和にとって特別な番号。責任と期待を感じている。常に結果を残さないといけないので、自信になる。でも、これで終わりではない。もっと、しっかりゴールを決められるようになりたい。良いモチベーションにつながっている」
 
 今季から背番号10を着ける柏木は怪我明けでまだ本調子とはいかないが、シドニー戦では途中出場、柏戦では先発(72分に交代)と異なる形で、勝利に貢献した。
 
「人のことをいろいろ言っている場合ではない。まず自分のことをしっかりやらないと」と、柏木は語る。こうして中心選手がチーム状況に応じて勝利に貢献していることも、チーム全体に良い刺激を与えている。
 
 また、鈴木啓太の13番を引き継いだ高木は怪我などで出遅れただけに、これから必要とされる場面が訪れるはずだ。その際にどのような輝きを放つのか――3月2日の浦項戦での今季公式戦初出場もあり得そうだ。
 
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