「サンフレッチェはまだ発展途上。”優勝”を自分たちの伝統にしていきたい」(青山)
――ふたりはここまで広島一筋で、森﨑選手が16年目、青山選手が12年目とキャリアを積み上げてきました。入れ替わりの激しいプロの世界において、素晴らしい数字だと思います。
青山 あっという間だったなあ……。
森﨑 今はもう生活の一部というか、そこに〝あるべきもの〞かなと。愛着云々のはるか上を行っていますね。これだけやらせてもらっていることに関しては、クラブに感謝してもしきれません。
青山 僕らは〝レール〞を敷いてくれたカズさんの背中を追いかけながら、サンフレッチェの歴史を一緒に紡いでいる感覚。10年以上広島でプレーしている立場として、それを下の世代にも継承していくのがひとつの使命だと思います。そのなかで、「優勝」を自分たちの伝統にしたい。サンフレッチェはまだ発展途上で、もっともっと強くなるし、大きくなると信じています、
森﨑 僕らは地方クラブで、以前は優勝が義務付けられているわけではなかったかもしれないけど、今は〝勝利へのプライド〞があるし、タイトルを獲れないと満足できないね。
――第2ステージも残りわずかとなって、チャンピオンシップでの戦いも視野に入ってくる時期なのでは?
森﨑 当然、意識はします。ただ、他のチームの結果はコントロールできないし、まずは後悔のないように戦いたい。せっかくここまでみんなで結果を出し続けてきたので、それを台無しにするのはもったいないですから。今やれるすべてのこと、今年積み上げてきたサッカーを一戦一戦出し切るだけだと思います。
青山 最終目標はもちろん優勝。そこに辿り着くためには、なにかを変えるのではなく、目の前の戦いにこだわってやっていくしかない。この時期はどのチームにもプレッシャーがかかるけど、僕らにはリーグ優勝の経験があるので、いつも通り自分たちの安定したパフォーマンスを見せられれば、結果は間違いなくついてくる。
チャンピオンシップでどこと対戦するにせよ、広島と戦うのは絶対に嫌だと思うし、自分たちらしさを貫き通すことが相手への牽制にもなる。とにかく楽しみですね。
――チームに新しい力が加わったなかでタイトルを手にすれば、これまでの2回とはまた違った意味のある優勝になるのではないかと思います。
森﨑 そうですね。12、13年と連覇して、ウチへの周囲の見方が変わってきた。新しい力が融合したなかで優勝できたら、サンフレッチェでプレーしたいという選手が増えるだろうし、クラブの価値も上がる。優勝してようやく手にできるものがあるわけで、タイトルを獲るしかないかなと。
青山 僕らは優勝するたびに強くなってきた。今の強さは周りも認めてくれていると思うので、そのなかで優勝できれば意味がある。ここまで来たら、本当の強さを示して優勝を勝ち獲って、さらに認められたい。チーム一丸となって頑張ります。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
PROFILE
もりさき・かずゆき/ 1981年5月9日生まれ、広島県出身。177センチ・75キロ。矢野FC―矢野中―広島ユース―広島。「ドクトル(博士)」の異名を取る広島サッカーの申し子。戦術理解度が高く、果敢なインターセプトでボールを奪い、攻撃時には最終ラインに下がって堅実にビルドアップをこなす。クラブのJ1最多出場記録者としても歴史に名を刻む。
PROFILE
あおやま・としひろ/ 1986年2月22日生まれ、岡山県出身。174センチ・75キロ。川鉄SS―KSSハジャスFC―作陽高―広島。一本のパスで局面を打開するセンスは現役屈指。豊富な運動量、球際での気迫、勝利に対する執念も併せ持ち、サンフレッチェの〝ハート&ソウル〞として君臨する。今年でキャプテン2年目に突入した。
※『サッカーダイジェスト』11月12日号より
青山 あっという間だったなあ……。
森﨑 今はもう生活の一部というか、そこに〝あるべきもの〞かなと。愛着云々のはるか上を行っていますね。これだけやらせてもらっていることに関しては、クラブに感謝してもしきれません。
青山 僕らは〝レール〞を敷いてくれたカズさんの背中を追いかけながら、サンフレッチェの歴史を一緒に紡いでいる感覚。10年以上広島でプレーしている立場として、それを下の世代にも継承していくのがひとつの使命だと思います。そのなかで、「優勝」を自分たちの伝統にしたい。サンフレッチェはまだ発展途上で、もっともっと強くなるし、大きくなると信じています、
森﨑 僕らは地方クラブで、以前は優勝が義務付けられているわけではなかったかもしれないけど、今は〝勝利へのプライド〞があるし、タイトルを獲れないと満足できないね。
――第2ステージも残りわずかとなって、チャンピオンシップでの戦いも視野に入ってくる時期なのでは?
森﨑 当然、意識はします。ただ、他のチームの結果はコントロールできないし、まずは後悔のないように戦いたい。せっかくここまでみんなで結果を出し続けてきたので、それを台無しにするのはもったいないですから。今やれるすべてのこと、今年積み上げてきたサッカーを一戦一戦出し切るだけだと思います。
青山 最終目標はもちろん優勝。そこに辿り着くためには、なにかを変えるのではなく、目の前の戦いにこだわってやっていくしかない。この時期はどのチームにもプレッシャーがかかるけど、僕らにはリーグ優勝の経験があるので、いつも通り自分たちの安定したパフォーマンスを見せられれば、結果は間違いなくついてくる。
チャンピオンシップでどこと対戦するにせよ、広島と戦うのは絶対に嫌だと思うし、自分たちらしさを貫き通すことが相手への牽制にもなる。とにかく楽しみですね。
――チームに新しい力が加わったなかでタイトルを手にすれば、これまでの2回とはまた違った意味のある優勝になるのではないかと思います。
森﨑 そうですね。12、13年と連覇して、ウチへの周囲の見方が変わってきた。新しい力が融合したなかで優勝できたら、サンフレッチェでプレーしたいという選手が増えるだろうし、クラブの価値も上がる。優勝してようやく手にできるものがあるわけで、タイトルを獲るしかないかなと。
青山 僕らは優勝するたびに強くなってきた。今の強さは周りも認めてくれていると思うので、そのなかで優勝できれば意味がある。ここまで来たら、本当の強さを示して優勝を勝ち獲って、さらに認められたい。チーム一丸となって頑張ります。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
PROFILE
もりさき・かずゆき/ 1981年5月9日生まれ、広島県出身。177センチ・75キロ。矢野FC―矢野中―広島ユース―広島。「ドクトル(博士)」の異名を取る広島サッカーの申し子。戦術理解度が高く、果敢なインターセプトでボールを奪い、攻撃時には最終ラインに下がって堅実にビルドアップをこなす。クラブのJ1最多出場記録者としても歴史に名を刻む。
PROFILE
あおやま・としひろ/ 1986年2月22日生まれ、岡山県出身。174センチ・75キロ。川鉄SS―KSSハジャスFC―作陽高―広島。一本のパスで局面を打開するセンスは現役屈指。豊富な運動量、球際での気迫、勝利に対する執念も併せ持ち、サンフレッチェの〝ハート&ソウル〞として君臨する。今年でキャプテン2年目に突入した。
※『サッカーダイジェスト』11月12日号より