欧州サッカー 若手ブレイク候補10選 この逸材から目を離すな!――Part 2

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年09月17日

特大のポテンシャル。ゆくゆくはボアテング級に。

心技体が整ったCBの大器が、このターだ。成熟ぶりにドイツ・サッカー連盟の関係者も舌を巻く。 (C) Getty Images

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ヨナタン・ター(レバークーゼン/ドイツU-21代表) 1996年2月11日生まれ
 
 1対1の強さと冷静な判断力が光るスケールの大きいCBで、長身を活かした空中戦はほぼ負け知らず。水準以上の俊敏性も備え、スピード自慢のアタッカーと対峙しても五分以上に渡り合う。
 
 ドイツU-19代表時代に主将を務めたヨナタン・ターは、ピッチ内外でチームメイトの信頼を集める人格者でもある。ドイツ・サッカー連盟の関係者は、「あの若さであれだけ成熟しているプレーヤーは、そうそうお目にかかれない」と賛辞を惜しまない。
 
 人一倍熱心に練習に取り組み、レバークーゼンに移籍した今シーズンは、自分の長所である瞬発力を伸ばすトレーニングに励んでいるという。また「オフの日も食事には気を付けている」と語るように、コンディション調整にも余念がない。
 
 開幕から2戦連続で先発するなど、早くもレギュラーの座を掴みつつある。左太腿筋の断裂という重傷を負った守備の要トプラクの長期離脱が避けられないだけに、ターにかかる期待は大きい。
 
 そのポテンシャルは特大で、ゆくゆくはバイエルンのジェローム・ボアテングのようなCBに育つだろう。
 
 ただ、そのレベルに到達するには、ポジショニングや危機察知能力をもっと磨く必要がある。出場機会が見込める今シーズンは、そうした課題を克服する絶好の機会になるはずだ。
 
文:中野吉之伴
 
(ワールドサッカーダイジェスト2015.9.17)
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