欧州サッカー 若手ブレイク候補10選 この逸材から目を離すな!――Part 2

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年09月17日

ドログバを敬愛する「エリア内の獰猛なタフガイ」。

闘志を剥き出しに相手ゴールを強襲するミトロビッチ。柔軟なポストと豪快なフィニッシュは必見だ。 (C) Getty Images

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アレクサンダル・ミトロビッチ(ニューカッスル/セルビア代表) 1994年9月16日生まれ
     
 ペナルティーエリア内の獰猛なタフガイ――。今夏にニューカッスルが1850万ユーロ(約26億円)で獲得したアレクサンダル・ミトロビッチにキャッチコピーをつけるなら、こんな表現になるだろう。
 
 まず目を引くのが、恵まれたその肉体だ。189センチと上背があるうえに胸板が分厚く、敵DFにチャージされてもビクともしない。
 
 点取り屋としての才は、在籍2年で44ゴール(全公式戦)を挙げたアンデルレヒト時代に実証済み。昨シーズンは自己最多の20ゴールをマークし、ベルギー・リーグの得点王に輝いている。
 
 トラップなど基本技術のレベルが総じて高く、左右両足で精緻なシュートを繰り出す。また空中戦にも強く、オフ・ザ・ボールの動きも秀逸だ。
 
 さらに特筆すべきは、旺盛な闘争心だ。五分のボールに躊躇なく身体を投げ出すなど、ゴールに対して凄まじいまでの執念を見せる。
 
 ただそうした激しさが、空回りする場面も少なくない。アンデルレヒトでは2シーズンで計13回も警告をもらい、二度の退場処分を受けた。新天地のニューカッスルでも途中出場した2試合で、いずれもイエローカードを頂戴している。
 
「あれだけ激しく練習に打ち込む姿を見て、感化されない選手はいない」
 
 新たに同僚となったGKクルルが語るように、ストイックな姿勢は高く評価されている。早い段階でチームにフィットすれば、ニューカッスルを復活に導く起爆剤となっても不思議はない。ドログバを敬愛する若きストライカーに注目して損はないだろう。
 
文:イェッセ・ブロークス
翻訳:井川洋一
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