欧州サッカー 若手ブレイク候補10選 この逸材から目を離すな!――Part 2

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年09月17日

ユナイテッドの「7番」をみずから望んで継承。

フィニッシャーとしてもチャンスメーカーとしても非凡なデパイ。伝統の7番を背負い、ユナイテッドに新たな伝説を築くのか。 (C) Getty Images

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メンフィス・デパイ(マンチェスター・ユナイテッド/オランダ代表) 1994年2月13日生まれ
 
 ジョージ・ベスト、ブライアン・ロブソン、エリック・カントナ、デイビッド・ベッカム、そしてクリスチアーノ・ロナウド――。ユナイテッドのレジェンドたちが背負ってきた「ナンバー7」が、21歳のオランダ人FWに託された。
 
 彼の名は、メンフィス・デパイ。カットインから華麗にネットを揺らす決定力、力強いドリブル突破、そして正確無比のクロスボールなど、その才能は母国オランダのエールディビジで証明済みだ。
 
 C・ロナウドの退団以降、「7番」はその重責から背負った者たちを大いに苦しめてきた。オーウェン、バレンシア、そしてディ・マリアと継承されてきたが、いずれもさしたるインパクトは残せなかった。プレッシャーに耐え切れず、わずか1年で変更を申し出たバレンシアの事例が、この背番号の特異性を物語っている。
 
 翻ってデパイは、「7番が欲しい」と自らファン・ハール監督に直訴した。プレシーズン中に、当時7番の所有者だったディ・マリアに退団話が持ち上がっていたため、「もし番号が空くなら」と後継者に名乗りを上げ、ディ・マリアのパリSG移籍に伴ってその希望を叶えたのである。
 
 デパイにとって7番は縁起のいい背番号だ。「7番とともにすべてを勝ち取った」と本人が言うように、昨シーズンのPSVではこの番号を背負ってリーグ優勝を経験し、得点王と年間最優秀選手賞を獲得とタイトルを総ナメにした。
 
 だが新天地でも7番を選んだのは、単に縁起のよさや愛着だけが理由ではないだろう。
 
 飽くなき向上心と強いハングリー精神を持つデパイにとって、ユナイテッドのナンバー7は、夢でありチャレンジなのだ。身体中に施されたタトゥーの中には、「ドリーム・チェイサー(夢追い人)」という文字が踊る。
 
文:デイビッド・マクドネル
翻訳:田嶋コウスケ

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