「海外でプレーすること、ワールドカップに出ること、その目標のために努力する」
――遠藤選手と坪井選手の対談をさせてもらった約3か月前、湘南はようやくホーム初勝利を挙げた時でした。現在はリーグ戦の中位に位置し、上位進出も見えています。J1で十分やっていけるという確かな手応えを得ているのでは?
「これぐらいはやれると思っていましたし、開幕前からACLの出場権を得たいと思っていたので、現在の成績には満足していません。上位に行くためには、上にいるチームから勝点3を取っていくこと。今はその段階に来ています。でも僕がそうやって自信を持って言えるのは、ベルマーレに携わってきた本当に多くの人たちの積み重ねがあったからこそ。本当の意味で、チームとして、クラブとして、成長できているんだなと思います。だからこそ、ACL出場権は最後まで諦めません」
――遠藤選手が見つめているのは、アジアのその先?
「アジアと世界、両方ともと言えます。僕個人としてはヨーロッパでプレーしたい想いがあるから、ドイツやプレミアリーグの試合も観ています。だからこそ日本代表で欧州組の選手と1日も早く一緒にプレーしたいと思っています。ただA代表でもリオ五輪代表でも、まずアジアの戦いを突破しなければなりません。僕は、まずその壁を越えないと」
――フェイエノールトで長年に渡って活躍してきた同僚のアンドレ・バイア選手は、「仮に海外に挑戦したいなら、語学の勉強はしておいたほうが良い」と話していました。
「まだ全然やっていないです。でも、始めますよ。というか、そんな急に海外へ行くって決まるわけではないし、時間はあると思っています。まずはバイアと英語でもっと話すようにして、そこから段階を踏んでいきます。バイアも『世界を目指せ』という話はしています。でも、まずは目の前の試合であり、目の前の代表の活動であり、一つひとつです。次のA代表の試合には呼ばれたいです」
――とても充実していますね。
「自分のしてきたことが、少しずつ実を結んできた気はします。でも、これからです。今回(東アジアカップ)のA代表はきっかけに過ぎないし、これで満足するつもりはありません。海外でプレーすること、ワールドカップに出ること、そういった目標を実現するために、また今日から変わらず努力していくだけです」
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
【プロフィール】えんどう・わたる/93年2月9日生まれ、神奈川県出身。178センチ・75キロ。南戸塚SC-南戸塚中-湘南ユース-湘南。強靭なフィジカルを活かしてボールを奪い、攻撃の起点になる。リオ五輪を目指すU-22日本代表では主将としてボランチを務める。湘南では、右ストッパーを主戦場にリベロや中盤にも対応するユーティリティープレーヤー。
「これぐらいはやれると思っていましたし、開幕前からACLの出場権を得たいと思っていたので、現在の成績には満足していません。上位に行くためには、上にいるチームから勝点3を取っていくこと。今はその段階に来ています。でも僕がそうやって自信を持って言えるのは、ベルマーレに携わってきた本当に多くの人たちの積み重ねがあったからこそ。本当の意味で、チームとして、クラブとして、成長できているんだなと思います。だからこそ、ACL出場権は最後まで諦めません」
――遠藤選手が見つめているのは、アジアのその先?
「アジアと世界、両方ともと言えます。僕個人としてはヨーロッパでプレーしたい想いがあるから、ドイツやプレミアリーグの試合も観ています。だからこそ日本代表で欧州組の選手と1日も早く一緒にプレーしたいと思っています。ただA代表でもリオ五輪代表でも、まずアジアの戦いを突破しなければなりません。僕は、まずその壁を越えないと」
――フェイエノールトで長年に渡って活躍してきた同僚のアンドレ・バイア選手は、「仮に海外に挑戦したいなら、語学の勉強はしておいたほうが良い」と話していました。
「まだ全然やっていないです。でも、始めますよ。というか、そんな急に海外へ行くって決まるわけではないし、時間はあると思っています。まずはバイアと英語でもっと話すようにして、そこから段階を踏んでいきます。バイアも『世界を目指せ』という話はしています。でも、まずは目の前の試合であり、目の前の代表の活動であり、一つひとつです。次のA代表の試合には呼ばれたいです」
――とても充実していますね。
「自分のしてきたことが、少しずつ実を結んできた気はします。でも、これからです。今回(東アジアカップ)のA代表はきっかけに過ぎないし、これで満足するつもりはありません。海外でプレーすること、ワールドカップに出ること、そういった目標を実現するために、また今日から変わらず努力していくだけです」
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
【プロフィール】えんどう・わたる/93年2月9日生まれ、神奈川県出身。178センチ・75キロ。南戸塚SC-南戸塚中-湘南ユース-湘南。強靭なフィジカルを活かしてボールを奪い、攻撃の起点になる。リオ五輪を目指すU-22日本代表では主将としてボランチを務める。湘南では、右ストッパーを主戦場にリベロや中盤にも対応するユーティリティープレーヤー。