「『湘南が好きだから残った』というのはちょっと違う」
――曺監督との出会いは人生での分岐点になりますね。
「もちろん本当にたくさんの人から影響を受けてきました。その中で、プロになるきっかけを作ってくれたのは、間違いなく曺さんでした。高校1年の時に曺さんのいる湘南ユースでプレーできたことは、あらゆる面で影響を受けたし、こうして今にもつながっています」
――他のユースチームに進もうとは思わなかったのですか?
「ユースに進む時も、Jクラブでは湘南が初めて声を掛けてくれて、他からはありませんでした。でも湘南ユースに入れるならとっても嬉しかったし、よし頑張ろうと思えました」
――プロが一気に身近な存在で、目標になったわけですね。
「湘南ユースに入り、トップの試合を観るようになってから、ここでプレーしたいと強く思うようになりました。Jリーグが夢ではなく、具体的な目標になっていきました」
――遠藤選手はU-17代表に選ばれ、高校3年の時にはトップチームに2種登録されました。
「トップの練習試合に出場できる一方、ユースの大事な試合に出られなかったりして戸惑ったところもありました。ただ、今思えば、その段階からどうすればトップの試合に絡めるかを考えながらプレーできたことで、成長につながったと思います」
――遠藤選手が高3の時、中央大4年だった永木選手は特別指定としてトップチームでプレーしていました。
「僕のほうがトップチームへの登録は先だったんですが、亮太くんのほうが先にデビューしたんですよね。その時はちょっと悔しかったです。高3でそういう刺激を受けられたのは良かったかもしれません」
――野暮なことを聞きますが、このオフに浦和からのオファーがあったものの、湘南を選んだことについて、今となっては、正解だったなと感じていますか?
「正直言って、どの選択も正解だったと思います。そのなかで、僕は湘南でこそ、より成長できると思ったから残りました。それにこの昇格と降格を経験してきた選手と曺さんともう一度、J1で戦いたい想いも強かった。ただ『湘南が好きだから残った』というのはちょっと違っていて、サッカー選手として、今は湘南にいることでより巧く、強くなれるはずだと思って判断しました。
亮太君から引き止められたという話にもなっていますが……、本人のために言っておきますと、別にそういうことでもなかったんです(笑)。『一緒に残ろう』とかそういう話はありませんでした。お互いの気持ちを語り合っただけで、最終的にはそれぞれが残ろうと決めたんです」
「もちろん本当にたくさんの人から影響を受けてきました。その中で、プロになるきっかけを作ってくれたのは、間違いなく曺さんでした。高校1年の時に曺さんのいる湘南ユースでプレーできたことは、あらゆる面で影響を受けたし、こうして今にもつながっています」
――他のユースチームに進もうとは思わなかったのですか?
「ユースに進む時も、Jクラブでは湘南が初めて声を掛けてくれて、他からはありませんでした。でも湘南ユースに入れるならとっても嬉しかったし、よし頑張ろうと思えました」
――プロが一気に身近な存在で、目標になったわけですね。
「湘南ユースに入り、トップの試合を観るようになってから、ここでプレーしたいと強く思うようになりました。Jリーグが夢ではなく、具体的な目標になっていきました」
――遠藤選手はU-17代表に選ばれ、高校3年の時にはトップチームに2種登録されました。
「トップの練習試合に出場できる一方、ユースの大事な試合に出られなかったりして戸惑ったところもありました。ただ、今思えば、その段階からどうすればトップの試合に絡めるかを考えながらプレーできたことで、成長につながったと思います」
――遠藤選手が高3の時、中央大4年だった永木選手は特別指定としてトップチームでプレーしていました。
「僕のほうがトップチームへの登録は先だったんですが、亮太くんのほうが先にデビューしたんですよね。その時はちょっと悔しかったです。高3でそういう刺激を受けられたのは良かったかもしれません」
――野暮なことを聞きますが、このオフに浦和からのオファーがあったものの、湘南を選んだことについて、今となっては、正解だったなと感じていますか?
「正直言って、どの選択も正解だったと思います。そのなかで、僕は湘南でこそ、より成長できると思ったから残りました。それにこの昇格と降格を経験してきた選手と曺さんともう一度、J1で戦いたい想いも強かった。ただ『湘南が好きだから残った』というのはちょっと違っていて、サッカー選手として、今は湘南にいることでより巧く、強くなれるはずだと思って判断しました。
亮太君から引き止められたという話にもなっていますが……、本人のために言っておきますと、別にそういうことでもなかったんです(笑)。『一緒に残ろう』とかそういう話はありませんでした。お互いの気持ちを語り合っただけで、最終的にはそれぞれが残ろうと決めたんです」