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林陵平が振り返るキャリアの転機「本当はレイソルではなく、別のチームに行こうと…」【インタビュー前編】

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2021年01月15日

「先にオファーをいただいていたチームがあって、そこに行こうと」

水戸に誘ってくれたのが恩師の西ヶ谷監督だ。影響を受けた指導者のひとり。(C)SOCCER DIGEST

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――初めての移籍で不安もあったのでは?

「そのとおりです。でもヴェルディは当時資金難で、僕はチームを出ざるを得ない状況でした。今だから話せるんですけど、実はその時、本当はレイソルではなく、別のチームに行こうとしていたんですよ。

 先にオファーをいただいていたチームがあって、そこに行こうと決めた翌日にレイソルからオファーが届いたんです」

――すごいタイミングですね。

「はい、そこで急遽レイソルに変えました。あれは僕のサッカー人生でターニングポイントだったと思います。そういうターニングポイントって色々あって。特に移籍は簡単な決断ではないですから」
 

――どこでプレーするかは、キャリアで重要な決断ですもんね。

「本当に難しいですよ。全国いろんな場所がありますし、監督も違うし、サッカーのスタイルも違うし、全然知らない選手もいるし。でも、サッカーに限ったことではないですが、そうやって環境を変えるってすごく人として成長できますね。人とのつながりもできますし。その意味でも、10年は僕にとって大事なシーズンでした」

――では、印象に残っているシーズン、ふたつ目は?

「2017年の水戸時代ですね。僕が一番結果を残したシーズンです」

――その年はJ2で41試合・14得点でした。

「山形から水戸に断固たる決意をもって移籍しました。ちょうど僕が30歳の時です。いわゆるベテランとして見られる年に差し掛かって、ここで結果を残さなければ、サッカー選手としては厳しいぞと。そうやって意気込んだ年で、自己最多の成績を残せたのは自信になりました。そのあと古巣のヴェルディからオファーをいただけたりと、この年もターニングポイントになりました」

――精神的に正念場だったと。

「30歳になっても結果を出さなければ、あとは落ちていく一方だなと。プロの世界は結果を出さなければ生き残っていけないので。水戸には1年契約で行きましたし、かなり強い想いを持っていました。でも恩師の西ヶ谷(隆之)さんの下で結果を出せたシーズンだったので、すごく思い出に残っています」
 

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