• トップ
  • ニュース一覧
  • 林陵平が振り返るキャリアの転機「本当はレイソルではなく、別のチームに行こうと…」【インタビュー前編】

林陵平が振り返るキャリアの転機「本当はレイソルではなく、別のチームに行こうと…」【インタビュー前編】

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2021年01月15日

「10年は苦しみを味わいながらも、充実していた」

柏では10年にJ2、11年にJ1を制覇。とりわけ二桁ゴールを決めた10年は印象深い。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

――飛び出してきたGKをあざ笑うかのような華麗なループシュートでした。ああいうプレーを見ると、まだまだできるのではと感じてしまいます。いろんな方に言われたでしょうけど。

「みんなに言われましたね。あのゴールもそうだし、引退を発表してからコンディションが上がって結果が出始めたので、余計にみんなから『辞めるの早いだろ』『全然できるじゃん』って(笑)。でも自分の中ではスッキリしていたので」

――引退セレモニーで奥さんとお子さんが花束を持って出てきてくれた時、どんな心境でしたか?

「僕ひとりでは12年間も長くプレーできなかったはずですし、家族の支えがあって、ここまで来られました。最後ああいうふうに家族が花束を渡してくれて、すごく有難かったです」
 

――さて、ここからは印象に残っているシーズンを3つ伺っていきます。1つ目は?

「2010年。ヴェルディからレイソルに移籍した1年目で、色んな想いを抱えていた年です。その前年は大卒1年目でヴェルディで結構試合に出させてもらっていて、そこからレイソルに移籍しました。レイソルは当時J1からJ2に落ちてしまったチームでしたけど、当時のメンツは本当に凄くて。この年は確か2敗しかしていないんですよ。断トツのJ2優勝でした。

 僕自身、古巣のヴェルディ戦で移籍後初ゴールを決めて、シーズンを通してだと24試合に出場して10点。二桁を達成できました。一時期は出場機会を失ったけど、練習が終わってから布部(陽功)コーチ(現ゼネラルマネージャー)と一緒にトレーニングをして、また夏頃にチャンスをもらって。そこで2点すぐに決めて、それからは試合に出続けられた。すごく充実した1年でした」

――柏では11年にJ1優勝も経験しましたね。

「はい。11年にはクラブ・ワールドカップに出場できましたけど、でも僕個人の充実度で言えば、10年のほうが試合に出ていましたから、そっちのほうが印象深いです。サッカー選手としては、自分が試合に出ていなかったら、やっぱり嬉しさよりも悔しさのほうが勝ってしまう。

 その意味で10年は苦しみも味わいながら、だけどそこで自分でチャンスを勝ち取ってモノにしたという流れがあったので、すごく良い1年でした」
 

【関連記事】
「もうね、レベルが違う」林陵平が振り返る名パートナーたち。特に驚愕したのが…【インタビュー後編】
「本当に引退するの?」「イブラだ」ザスパクサツFW林陵平のゴール&セレブレーションが大反響!
【群馬】「初めてゴールを決めて泣きそうになった」引退発表の林陵平が”今季初得点”に抱いた想い
群馬、背番号一覧を発表!大前は昨季と変わらず「50」に、“出世番号”「26」は…
東京Vが背番号を発表!復帰の富澤は「3」、ンドカは「15」、「7」は河野ではなく…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ