いずれも欧州初挑戦の食野、安部、前田、鈴木のパフォーマンスは?
食野亮太郎(ハーツ/スコットランド)ーー40点(やや不満が残る)
【2019-20シーズン成績】
スコットランド・プレミアシップ=19試合・3得点・1アシスト
リーグ・カップ=2試合・0得点・0アシスト
英国での労働許可が下りた4節以降、国内リーグ14試合連続出場を果たし、声価を高めた前半戦から一変。後半戦はチームが低迷したこともあり、序列も落として完全に失速し、“天国と地獄”を味わった。
ハーツでの期限付き移籍は終了し、いったん“保有元”のマンチェスター・Cへ戻り、来シーズンも他クラブへのレンタルが濃厚だ。「25歳までにビッグクラブでプレーする」と青写真を描いているだけに、新天地でブレイクを果たしたい。
安部裕葵(バルセロナB/スペイン2部B)ーー50点(可もなく不可もなし)
【2019-20シーズン成績】
ラ・リーガ2部B=20試合・4得点・0アシスト
バルセロナの独特のスタイルに馴染むのにそれほど時間がかからなかった点は評価していいだろう。4-3-3の左ウイングで起用されていたシーズン序盤は、存在感が薄かったが、11節に初めてCFで先発起用されると、そこから7試合で4ゴールをマーク。17節のラ・ヌシア戦では、左右両足で1点ずつ豪快なシュートを叩き込むなど新境地で結果を残した。
周囲との連携も高まり、さぁこれからという2月2日のプラット戦で、右大腿二頭筋を断裂の大怪我を負い、シーズンが終了。フィンランドで手術を受け、2月末には日本に帰国してリハビリの日々となった。
【2019-20シーズン成績】
スコットランド・プレミアシップ=19試合・3得点・1アシスト
リーグ・カップ=2試合・0得点・0アシスト
英国での労働許可が下りた4節以降、国内リーグ14試合連続出場を果たし、声価を高めた前半戦から一変。後半戦はチームが低迷したこともあり、序列も落として完全に失速し、“天国と地獄”を味わった。
ハーツでの期限付き移籍は終了し、いったん“保有元”のマンチェスター・Cへ戻り、来シーズンも他クラブへのレンタルが濃厚だ。「25歳までにビッグクラブでプレーする」と青写真を描いているだけに、新天地でブレイクを果たしたい。
安部裕葵(バルセロナB/スペイン2部B)ーー50点(可もなく不可もなし)
【2019-20シーズン成績】
ラ・リーガ2部B=20試合・4得点・0アシスト
バルセロナの独特のスタイルに馴染むのにそれほど時間がかからなかった点は評価していいだろう。4-3-3の左ウイングで起用されていたシーズン序盤は、存在感が薄かったが、11節に初めてCFで先発起用されると、そこから7試合で4ゴールをマーク。17節のラ・ヌシア戦では、左右両足で1点ずつ豪快なシュートを叩き込むなど新境地で結果を残した。
周囲との連携も高まり、さぁこれからという2月2日のプラット戦で、右大腿二頭筋を断裂の大怪我を負い、シーズンが終了。フィンランドで手術を受け、2月末には日本に帰国してリハビリの日々となった。
前田大然(マリティモ/ポルトガル)ーー40点(やや不安が残る)
【2019-20シーズン成績】
リーガNOS=23試合・3得点・0アシスト
ポルトガル・カップ=1試合・1得点・0アシスト
昨夏に松本山雅から1年間のレンタルでマリティモに加入。初の海外リーグ挑戦となったが、第3節トンデラ戦で初ゴールをゲットするなど、幸先は悪くなかった。その後は主戦場のCF、左右のウイング、サイドハーフなどシステムや戦術に合わせてポジションを移しながらも、スタメンに定着。得意のスピードを活かしたプレーでたびたび好機を演出した。
しかし、絶好機を決め切れない場面も多く、第15節から故障で約1か月戦列を離れると、その後は調子を上げられないままシーズンが閉幕。23試合で3得点はFWとしてやや物足りない結果に終わっている。ローン期間が終了し、8月3日に横浜F・マリノスへの期限付き移籍が決定した。
鈴木優磨(シント=トロイデン/ベルギー)ーー70点(よくやった)
【2019-20シーズン成績】
ベルギー・リーグ=24試合・7得点・0アシスト
ベルギー・カップ=1試合・0得点・0アシスト
鹿島時代の負傷で半年間戦列を離れた状態でベルギーに来たため、シーズン開幕直後はコンディショニングの向上に努めた。9節のシャルルロワ戦で移籍後初ゴールを泥臭く決めたが、調子が上がったのは13節のメヘレン戦から。この時期になるとボリの2トップが「ボリギ」という愛称をいただくほど、相手チームの驚異になった。
とりわけ14節のオーステンデ戦で決めた鈴木のゴールは、2トップのお手本のような連携だった。冬の市場で相棒がチームを去ったことから「ボリギ」は短期間で解消されたが、後釜に収まったファクンド・コリーディオと徐々にコンビを合わせていったのはさすがだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
【2019-20シーズン成績】
リーガNOS=23試合・3得点・0アシスト
ポルトガル・カップ=1試合・1得点・0アシスト
昨夏に松本山雅から1年間のレンタルでマリティモに加入。初の海外リーグ挑戦となったが、第3節トンデラ戦で初ゴールをゲットするなど、幸先は悪くなかった。その後は主戦場のCF、左右のウイング、サイドハーフなどシステムや戦術に合わせてポジションを移しながらも、スタメンに定着。得意のスピードを活かしたプレーでたびたび好機を演出した。
しかし、絶好機を決め切れない場面も多く、第15節から故障で約1か月戦列を離れると、その後は調子を上げられないままシーズンが閉幕。23試合で3得点はFWとしてやや物足りない結果に終わっている。ローン期間が終了し、8月3日に横浜F・マリノスへの期限付き移籍が決定した。
鈴木優磨(シント=トロイデン/ベルギー)ーー70点(よくやった)
【2019-20シーズン成績】
ベルギー・リーグ=24試合・7得点・0アシスト
ベルギー・カップ=1試合・0得点・0アシスト
鹿島時代の負傷で半年間戦列を離れた状態でベルギーに来たため、シーズン開幕直後はコンディショニングの向上に努めた。9節のシャルルロワ戦で移籍後初ゴールを泥臭く決めたが、調子が上がったのは13節のメヘレン戦から。この時期になるとボリの2トップが「ボリギ」という愛称をいただくほど、相手チームの驚異になった。
とりわけ14節のオーステンデ戦で決めた鈴木のゴールは、2トップのお手本のような連携だった。冬の市場で相棒がチームを去ったことから「ボリギ」は短期間で解消されたが、後釜に収まったファクンド・コリーディオと徐々にコンビを合わせていったのはさすがだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部