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【連載・東京2020】立田悠悟/中編「劣等感を抱いていた中高時代。それでも這い上がれた理由」

カテゴリ:日本代表

前島芳雄

2020年01月06日

「航太くんの存在はすごく大きかった」

高校時代に指導を受けた平岡氏。怖い存在だったが、感謝の年も。(C)J.LEAGUE PHOTOS

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――聞いたところによると、高校生になってからも背が伸びていたとか。
「はい。高校に入ってからは徐々にですね。実はプロに入ってからも少し伸びましたよ」

――そうなると中学時代より身体を鍛えることもできたんですね。
「そうですね。かなりフィジカルトレーニングは増えて、特に高1の時はガンガン走っていました。その時の平岡(宏章)コーチが超恐い人で、サボるなんてまったくできなかった。まあ今も怖いんですけど。でも言ってくれるだけ有難いなと思います。何も言われなくなったら終わりですから」(注:平岡コーチは2014年=立田の1年時の夏からユース監督に)

――ユースでAチームの試合に出始めたのは、いつ頃からですか?
「1年生の最後のJユースカップでベンチに入れてもらって、2年の頭からプレミアリーグに出始めることができました。最初は何もできなかったですが、先輩の力を借りながら。特に一緒にセンターバックを組んだ村松航太くん(現・順天堂大/北九州に加入内定)の存在はすごく大きかったですね。それと試合に出してくれた平岡さんには本当に感謝しています。その時点では自分より優れた選手がたくさんいたのに、将来性という面も含めて使ってくれていたと思うので」
 
――2年生の頃はすごく成長した時期でしたね。
「やっぱり試合に出て高校のレベルを体験できたのは大かった。すごく濃い1年になりましたし、自信も深まりました」

――ユース時代には、村松選手からすごく多くのことを学んだと言ってましたね。
「自分は好きなことだけやっていて、隣にいた航太くんが全部尻ぬぐいをしてくれている感じでした(笑)。『後ろは見るから、お前は自分でいけ』って言ってくれていたおかげで、僕は思い切ってやれましたね。カバーリングの部分とか航太くんを見て学んだことは多かったです」

───◆───◆───

 1月13日にお届けする後編では、高校2年生からプロ入りしてからの苦悩や葛藤、そして東京五輪への想いもなどを明かしてくれた。

PROFILE
立田悠悟/たつた・ゆうご/1998年6月21日生まれ、静岡県出身。191㌢・81㌔。入江SSS―清水クラブSS―清水Jrユース―清水ユース―清水。清水ユース出身の長身センターバック。2017年12月の森保ジャパン発足時からコンスタントにメンバー入りし、2018年のアジア大会では準優勝に貢献した。2019年5月のコパ・アメリカではA代表デビューも果たしている。

取材・文●前島芳雄(スポーツライター)
 
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