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【連載・東京2020】旗手怜央/中編「“静学の10番“を背負えたのは”唯一の能力“があったから」

カテゴリ:日本代表

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2019年07月15日

「順大に入って正解だった」

順天堂大を率いるのは、堀池監督。現役時代は日本代表としても活躍した名手の下で研鑽を積む。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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――それから順天堂大に。大学進学しようと思ったのはなぜ?
「単にプロクラブから声がかからなかったんです。10番を着けていたとしても全然注目されていなかったので。でも順天堂大と国士館大からはオファーをもらえて、大学でもう一回4年間勝負しようって」
 
――もっとも大学に入って学べたものも多かったのでは?
「授業を自分で選択したり、サッカー以外の時間をどう使うかを身に付けられた。ご飯の献立も自分で考えないといけないですし。プロだと管理栄養士とかついているチームもあるけど、僕にはついていませんから。そういうことを自分でやらないといけない。
 
 大学って、やるもやらないも自分次第だと思うんですよ。だからプロにいくのも、その道から逸れるのも紙一重だと思うんです。自分をブレさせない――しっかりと目標に向けってやっていく部分で、そういう力はすごくつきました。トレーニングはみんな同じメニューなので、差がつくのは自主練習や私生活の部分。今日はしっかり寝て休むとか、ファストフードではなくて、しっかりと栄養のある食事を取ったりとか、私生活で自分自身と向き合えたのは大きいです」
 
――現役時代に日本代表だった堀池巧監督の指導を受けられたのも大きい?
「サッカーに熱いし、現役の時に悔しい経験もしている人で尊敬しています。僕が代表にいくようになってからはいろんな話をしてくれました」
 
――言われて心に残っている言葉は?
「オフ・ザ・ボールの時の動きは、堀池監督に言われて考えるようになりました。守備の部分でも大学に入ってもう一回考えさせられた。その点では順大に入ってすごく良かったです。順大じゃなかったら、代表にも入れなかったと思うし、フロンターレの内定ももらえなかったんじゃないかな。他の大学に入ってみないと分からないですけど、僕は順大に入って正解でした」
 
───◆───◆───
 技術を磨き続け、責任感も強めた高校3年次。しかし「無名だった」静学の10番には、プロクラブから声がかからなかった。それでも大学に進学し、選手としてだけでなくひとりの人間として逞しく成長していった。
 
 7月22日にお届けする後編では、川崎の内定を決めた理由と東京五輪への想いを伝える。また憧れの選手、大学界でしのぎを削る上田綺世と三笘薫についてのコメントも必見だ。
 
PROFILE
旗手怜央/はたて・れお/1997年11月21日生まれ、三重県出身。172㌢・70㌔。FC四日市ジュニア―FC四日市―静岡学園高―順天堂大(2020年川崎加入内定)。高校時代には2年次の全国選手権に出場し、チームのベスト8進出に貢献。10番を背負った3年次には全国大会には出場できなかったものの、高校卒業後に順天堂大に入学した。1年次に関東大学サッカーリーグで9ゴールを決めて新人王に輝くと、2年次には全日本大学選抜や世代別代表にも選ばれるようになる。3年次には複数のJクラブの練習に参加し、2020年の川崎への入団が内定した。

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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