【独占告白】東慶悟が思い描く理想の10番像と今季期待の若手は?

カテゴリ:Jリーグ

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2019年03月05日

長谷川監督のサッカーで最も重要なのは『躍動』

2節の湘南戦では攻守両面で躍動。貴重な同点ゴールも決めた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 イニエスタを擁する神戸にはもちろん、“ご近所”の川崎にも負けられない。
 
「この数年間で差をつけられてしまったなと。向こうはリーグ連覇しているし、昨年のホームゲーム(33節)では改めて彼らの強さを見せつけられた。そういう相手に勝たないと優勝には手が届かないんだなって現実を突きつけられた気分でしたね。だからといって、川崎のようなサッカーを目指すというわけではありません。FC東京らしさをとことん追求したいです」
 
 ファストブレイク(速攻)を標榜する長谷川監督が求めるのはハードワークと切り替えの早さ。華麗というよりはスピーディなサッカーでファン・サポーターに見せたいのは「躍動している姿」だ。
 
「長谷川監督のサッカーで最も重要なのは『躍動』。めちゃくちゃ走って、とことん身体を張って、観ているファン・サポーターに勇気を与えたいです」
 
 そうしたプレースタイルを体現できるのが、まさに東である。ジダンのような華麗さはないかもしれないが、持ち前の運動量でピッチを駆け回り、泥臭く守る──。90分通してペースを落とさず、しかもブレない技術で戦い抜ける“タフさ”こそが、東の最大のストロングポイントではないか。プロの中でもそういう芸当をできる選手は少ないから、リスペクトの念を込めて東に言ってみる。「プロではない側の人間から見れば、東選手は天才の部類に入ります」。すると、東は最高の笑顔を見せて次のように返してくれた。
 
 
「いやいや、天才だったら1シーズンで20ゴールくらいは決めているでしょ(笑)。でも、そこを目指さないとダメですよね。『ハードワークができるからいい』で満足していたら、先はないです。やっぱりチャレンジしないといけない。練習あるのみです」
 
 今や練習の虫となった東がチャレンジ尽くしの19年シーズンにどんな足跡を残すのか。FC東京の偉大なリーダーになれるかという意味でも、真価が問われる1年になる。

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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