エバートンとマンチェスター・Uは絶対に負けたくない相手だった。
ピアース記者:じゃあ、アシストは? 強烈に記憶に残っているものがあれば教えて。
ジェラード:2014年のフルアム戦で決めたアシストが印象深いかな。新しいストライカーが入団してくると、僕はいつもその選手自身に、そして僕とのパートナーシップに自信を持ってもらえるように、積極的にパスを送るようにしていた。当時のダニエル・スターリッジがそうで、ダニエルとはまだそれほど長くプレーしてはいない段階だったんだけど、ある試合で、小さなギャップを見つけ出すことができたから、そこにハーフウェーライン付近からパスを入れてみたんだ。長すぎるとキーパーが出てきてしまうし、体勢的に右足のアウトサイドで出さなければいけないしで簡単ではなかったんだけど、それをダニエルがタイミングよく飛び出して決めてくれた。純粋な資質だけで言えば、ダニエルは正真正銘のトップレベルだと思う。動きがシャープだし、どこからでもゴールが狙える。たまに、本人が自分の凄さに気づいていないんじゃないかって思うことがあるくらいさ。ほかに印象に残っているのは、FAカップのファイナルで決めたジブリル・シセへのロングパス。距離がものすごく長かったからね。ロングパスは決まるとホントに嬉しくて、満足度が高いアシストになる。
ピアース記者:アウェーで好きなスタジアムはある?
ジェラード:やっぱりグディソン(パーク)だね。あそこには独特の雰囲気があるし、ピッチも良かった。まあ、宿敵への憎しみや言い争いなんかでギアが上がって、いつも以上にモチベーションが高かったのは間違いないだろうね。サポーターの時代から、リバプールがグディソンでプレーするのを見るのが大好きで、自分がその舞台に立つようになってからは、いつも最高のプレーができるように全力を注いだ。勝率だって、悪くなかったはずだよ。
ピアース記者:いちばん満足感に浸れるのは、やっぱりエバートンとのダービーマッチを制したとき?
ジェラード:エバートンとマンチェスター・ユナイテッド、このふたつを倒したときだね。絶対に負けたくない相手だったから。負けるのが怖すぎて、試合前日はなかなか寝つけなかったりしたけど、その分、勝ったときの喜びは大きかった。僕のキャリアではこういった恐怖心がモチベーションの源になっていた。タイトルを逃す恐怖、負けることへの恐怖。逆に言えば、勝ったときの喜びは、恐怖心の大きさに比例していたように思うね。
ジェラード:2014年のフルアム戦で決めたアシストが印象深いかな。新しいストライカーが入団してくると、僕はいつもその選手自身に、そして僕とのパートナーシップに自信を持ってもらえるように、積極的にパスを送るようにしていた。当時のダニエル・スターリッジがそうで、ダニエルとはまだそれほど長くプレーしてはいない段階だったんだけど、ある試合で、小さなギャップを見つけ出すことができたから、そこにハーフウェーライン付近からパスを入れてみたんだ。長すぎるとキーパーが出てきてしまうし、体勢的に右足のアウトサイドで出さなければいけないしで簡単ではなかったんだけど、それをダニエルがタイミングよく飛び出して決めてくれた。純粋な資質だけで言えば、ダニエルは正真正銘のトップレベルだと思う。動きがシャープだし、どこからでもゴールが狙える。たまに、本人が自分の凄さに気づいていないんじゃないかって思うことがあるくらいさ。ほかに印象に残っているのは、FAカップのファイナルで決めたジブリル・シセへのロングパス。距離がものすごく長かったからね。ロングパスは決まるとホントに嬉しくて、満足度が高いアシストになる。
ピアース記者:アウェーで好きなスタジアムはある?
ジェラード:やっぱりグディソン(パーク)だね。あそこには独特の雰囲気があるし、ピッチも良かった。まあ、宿敵への憎しみや言い争いなんかでギアが上がって、いつも以上にモチベーションが高かったのは間違いないだろうね。サポーターの時代から、リバプールがグディソンでプレーするのを見るのが大好きで、自分がその舞台に立つようになってからは、いつも最高のプレーができるように全力を注いだ。勝率だって、悪くなかったはずだよ。
ピアース記者:いちばん満足感に浸れるのは、やっぱりエバートンとのダービーマッチを制したとき?
ジェラード:エバートンとマンチェスター・ユナイテッド、このふたつを倒したときだね。絶対に負けたくない相手だったから。負けるのが怖すぎて、試合前日はなかなか寝つけなかったりしたけど、その分、勝ったときの喜びは大きかった。僕のキャリアではこういった恐怖心がモチベーションの源になっていた。タイトルを逃す恐怖、負けることへの恐怖。逆に言えば、勝ったときの喜びは、恐怖心の大きさに比例していたように思うね。