来泰当初と今とでは外国人選手のレベルがまったく異なっている。
――リーグ規定の影響でホームスタジアムが使えず、BECテロ・サーサナ(首都バンコクをホームとする古豪)スタジアムを間借りされています。日本人が多く住むスクンビットエリアからだとかなりアクセスが悪いスタジアムですが、それでも多くの日本人ファンをよく目にします。それも樋口選手の人柄ゆえにファンが集まっているのでしょう?
やっぱりタイ・ホンダFCに愛着があって、ピッチ内外でチームに貢献したいという気持ちは強いです。今ラジオ番組(Jチャンネル/在泰日本人向けラジオ番組)も持たせていただいていますし、FacebookやInstagramも上手く活用して、スタジアムへ足を運んでいただけるような声掛けをさせてもらっています。
――タイでプレーされて「こいつはヤバい」と感じた選手はいましたか?
タイへ来た初年度(2011年)にSCGムアントン・ユナイテッドFCにいたアフリカ人(ダンゴ・シアカ/元コートジボワールU-20代表)は衝撃でした。日本であの間合いを持ったアフリカ系選手とやったことがなかったので、かなり強烈でした。あとブリーラムFCでプレーしていた左利きDFのスペイン人(オスマール・バルバ/ブリーラム・Uで2012年から2年間プレー、現FCソウル所属)もごっつくて、足もともあってヤバかったです。
タイ人選手だと、やっぱりティーラシン(SCGムアントン・U所属、タイ王国代表の10番)です。いまタイ王国代表選手ともチームメイトだったり、試合で対戦したりしますが、彼は別格ですよ。
――タイで6シーズンにわたりプレーされた樋口選手だからこそ感じるタイサッカーについて、率直に感じることをお聞かせていただきたいのですが。
よく『タイリーグのレベルが上がっている』と言われていますが、個人的な感覚ではローカル選手のレベルが上がったのではなく、『外国人選手のレベルが上がっている』からそう言われているのかなと。私が2011年に来た当時の外国人助っ人選手のレベルと、いまタイでプレーする助っ人選手のレベル差はまったく異なります。イングランド代表やフランス代表だった選手が普通に来る時代ですよ(笑)。なので、ここからだと思うんです、タイサッカーがレベルアップしていくか、このまま平行線を辿るのか。Jリーグだって創設当初は、錚々たる外国人助っ人が来ていたじゃないですか。そこからいろんなことを学んでいっていまの環境がある訳で。そこを理解した上で、育成に投資して強化できるかどうか。やっとタイでも育成アカデミーに力を入れるクラブが増えてきていますが、本来タイ人が持つ個の部分に戦術をマッチングすることが、今後のタイサッカーの底上げのために、重要になってくるのかなと感じています。
やっぱりタイ・ホンダFCに愛着があって、ピッチ内外でチームに貢献したいという気持ちは強いです。今ラジオ番組(Jチャンネル/在泰日本人向けラジオ番組)も持たせていただいていますし、FacebookやInstagramも上手く活用して、スタジアムへ足を運んでいただけるような声掛けをさせてもらっています。
――タイでプレーされて「こいつはヤバい」と感じた選手はいましたか?
タイへ来た初年度(2011年)にSCGムアントン・ユナイテッドFCにいたアフリカ人(ダンゴ・シアカ/元コートジボワールU-20代表)は衝撃でした。日本であの間合いを持ったアフリカ系選手とやったことがなかったので、かなり強烈でした。あとブリーラムFCでプレーしていた左利きDFのスペイン人(オスマール・バルバ/ブリーラム・Uで2012年から2年間プレー、現FCソウル所属)もごっつくて、足もともあってヤバかったです。
タイ人選手だと、やっぱりティーラシン(SCGムアントン・U所属、タイ王国代表の10番)です。いまタイ王国代表選手ともチームメイトだったり、試合で対戦したりしますが、彼は別格ですよ。
――タイで6シーズンにわたりプレーされた樋口選手だからこそ感じるタイサッカーについて、率直に感じることをお聞かせていただきたいのですが。
よく『タイリーグのレベルが上がっている』と言われていますが、個人的な感覚ではローカル選手のレベルが上がったのではなく、『外国人選手のレベルが上がっている』からそう言われているのかなと。私が2011年に来た当時の外国人助っ人選手のレベルと、いまタイでプレーする助っ人選手のレベル差はまったく異なります。イングランド代表やフランス代表だった選手が普通に来る時代ですよ(笑)。なので、ここからだと思うんです、タイサッカーがレベルアップしていくか、このまま平行線を辿るのか。Jリーグだって創設当初は、錚々たる外国人助っ人が来ていたじゃないですか。そこからいろんなことを学んでいっていまの環境がある訳で。そこを理解した上で、育成に投資して強化できるかどうか。やっとタイでも育成アカデミーに力を入れるクラブが増えてきていますが、本来タイ人が持つ個の部分に戦術をマッチングすることが、今後のタイサッカーの底上げのために、重要になってくるのかなと感じています。