最も変化のあったポジションがCFだ。
【FW/7人(欧州組6人 国内組1人)】
CF:◎岡崎慎司(レスター)/〇大迫勇也(ケルン)/△久保裕也(ヤングボーイズ)
今回の招集メンバーで、最も変化のあったポジションがこのCFだ。
代表通算50得点にリーチがかかる岡崎は軸として、10月シリーズでも招集が期待されていた大迫が満を持して呼ばれ、さらに「面白い選手。スピードで背後をつける」(ハリルホジッチ監督)と評価される久保が、12年2月のアイスランド戦以来となる招集となった。
序列を考えれば、大迫も久保も久しぶりのA代表だけに、コンスタントに呼ばれ続けている岡崎が一番手になるだろう。厳しい戦いが予想される最終予選のような舞台では「経験」がモノを言うだけに、サウジ戦の先発は固いと見ていい。
次に続くのは大迫か。過去、ハリルジャパンでの招集歴があり(昨年6月のイラク戦とシンガポール戦で途中出場)、4年目を迎えたブンデスリーガで着実に力をつけている。約1年半年のブランクは気になるが、サウジ戦までにはフィットしてほしいところだ。
リオ五輪世代の久保は、まずはチームに慣れる必要がある。ただ、メンタルは強いだけに、物怖じすることなく存在感を発揮しそうだ。
ちなみに、ハリルホジッチ監督はセカンドアタッカーの久保がいることで、「アイデアが増える」と言い、「もしかしたら4トップになるかもしれない」と新機軸を示唆。得点力不足が課題のチームに、久保は新たな局面を切り拓いてくれるかもしれない。
右ウイング:◎本田圭佑(ミラン)/○浅野拓磨(シュツットガルト)
左ウイング:◎原口元気(ヘルタ・ベルリン)/〇齋藤 学(横浜)
右ウイングは小林悠(川崎)の負傷もあり、浅野は今回はCFではなく、右ウイングとして考えられているようだ。ただ、位置付けとしてはやはりバックアッパーか。本田は依然としてミランで苦しい立場に立たされているが、ハリルホジッチ監督からの厚い信頼を得ているのは間違いなく、レギュラーの地位は揺るがないだろう。
左ウイングの原口は、もはや代えの利かない存在だ。最終予選では3試合連続ゴール中と頼れる得点源である。“デュエル”でも激しく奪いに行く姿勢は、今回は招集外になった宇佐美に代わり、“新ハリルジャパンの申し子”と言ってもいいだろう。
FW陣で唯一の国内組である齋藤は、ようやく“追加”が取れての招集となった。突破力に関しては、今やJリーグでは無双状態。2番手ではあるものの、そこまで原口と差があるとも思えない。まずはピッチに立つチャンスを得て、ワールドカップ経験者としての意地を見せてほしい。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
CF:◎岡崎慎司(レスター)/〇大迫勇也(ケルン)/△久保裕也(ヤングボーイズ)
今回の招集メンバーで、最も変化のあったポジションがこのCFだ。
代表通算50得点にリーチがかかる岡崎は軸として、10月シリーズでも招集が期待されていた大迫が満を持して呼ばれ、さらに「面白い選手。スピードで背後をつける」(ハリルホジッチ監督)と評価される久保が、12年2月のアイスランド戦以来となる招集となった。
序列を考えれば、大迫も久保も久しぶりのA代表だけに、コンスタントに呼ばれ続けている岡崎が一番手になるだろう。厳しい戦いが予想される最終予選のような舞台では「経験」がモノを言うだけに、サウジ戦の先発は固いと見ていい。
次に続くのは大迫か。過去、ハリルジャパンでの招集歴があり(昨年6月のイラク戦とシンガポール戦で途中出場)、4年目を迎えたブンデスリーガで着実に力をつけている。約1年半年のブランクは気になるが、サウジ戦までにはフィットしてほしいところだ。
リオ五輪世代の久保は、まずはチームに慣れる必要がある。ただ、メンタルは強いだけに、物怖じすることなく存在感を発揮しそうだ。
ちなみに、ハリルホジッチ監督はセカンドアタッカーの久保がいることで、「アイデアが増える」と言い、「もしかしたら4トップになるかもしれない」と新機軸を示唆。得点力不足が課題のチームに、久保は新たな局面を切り拓いてくれるかもしれない。
右ウイング:◎本田圭佑(ミラン)/○浅野拓磨(シュツットガルト)
左ウイング:◎原口元気(ヘルタ・ベルリン)/〇齋藤 学(横浜)
右ウイングは小林悠(川崎)の負傷もあり、浅野は今回はCFではなく、右ウイングとして考えられているようだ。ただ、位置付けとしてはやはりバックアッパーか。本田は依然としてミランで苦しい立場に立たされているが、ハリルホジッチ監督からの厚い信頼を得ているのは間違いなく、レギュラーの地位は揺るがないだろう。
左ウイングの原口は、もはや代えの利かない存在だ。最終予選では3試合連続ゴール中と頼れる得点源である。“デュエル”でも激しく奪いに行く姿勢は、今回は招集外になった宇佐美に代わり、“新ハリルジャパンの申し子”と言ってもいいだろう。
FW陣で唯一の国内組である齋藤は、ようやく“追加”が取れての招集となった。突破力に関しては、今やJリーグでは無双状態。2番手ではあるものの、そこまで原口と差があるとも思えない。まずはピッチに立つチャンスを得て、ワールドカップ経験者としての意地を見せてほしい。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)