［MF］
23 ダニエウ・アウベス　６
右サイドを起点にしばしば中に入る動きでボナベントゥーラを混乱させ、攻撃力を削ぐ。75分に４バックになってからは「偽のインサイドハーフ」として組み立てに絡む。ただ、ボールタッチの多さのわりに好機は作れず。
 
６ サミ・ケディラ　5.5
中盤から前線を幅広く動き回るも、周囲との連携がなく秩序を欠いて相手よりも自軍を混乱させる結果に。試合終了直前の強烈なミドルが決まっていればヒーローだったが。
 
11 エルナネス　６（86分OUT）
最終ラインの前でマークを外してシンプルにボールを捌き、ピャニッチ、ケディラ、クアドラードが無秩序に動き回る中で、中盤に安定を与える。
 
５ ミラレム・ピャニッチ　5.5
エルナネスをマークするクツカの背後でパスを引き出し、そこから楔での仕掛けを狙う。局面を進めるパスは多かったが、決定的なアシストはできず。36分にFKでゴールネットを揺らすも、微妙な判定で取り消しに。
 
12 アレックス・サンドロ　5.5
前半はマッチアップしたアバーテを押し込み、しばしば裏を取って攻撃に幅と奥行きを作り出す。しかし、後半は存在感を失い、失点場面ではロカテッリの走り込みに対応が遅れる。
 
［FW］
21 パウロ・ディバラ　―（33分OUT）
２ライン（DFとMF）間を動き回ってパスを引き出す動きで、チャンスメーク狙う。30分にハーフウェーライン付近からロングシュートを狙った際に右ハムストリングスを痛めて、無念の早期交代。
 
９ ゴンサロ・イグアイン　５
パレッタとロマニョーリにコントロールされ、ピャニッチ、クアドラードとの連携にも欠けてほとんどボールに触れず。前線でラストパスを待ち続けただけの90分だった。
 
［交代出場］
７ ファン・ギジェルモ・クアドラード　5.5（33分IN）
ディバラの後を受けてセカンドトップに入る。前線を幅広く動き回って数多くのボールに触り、積極的に突破やミドルシュートを試みるも、独りよがりのプレーが多くチームから秩序を奪う結果に。
 
17 マリオ・マンジュキッチ　－（75分IN）
最後の15分にイグアインと２トップを組むも、ほとんどボールに絡めず。
 
27 ステーファノ・ストゥラーロ　―（86分IN）
４-４-２の中盤センターに入る。目立ったプレーはなし。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
文：片野道郎（ユベントス）、白鳥大知・サッカーダイジェストWEB（ミラン）