【ミラン｜チーム＆監督　採点＆寸評】
チーム　7.5
ユーベに試合の主導権を奪われながらも、コンパクトな陣形を保って集中してファイトを続け、前線の献身にも助けられて守備のインテンシティーを保つ。そして、65分にはほぼ唯一だったビッグチャンスで新星ロカテッリが決めた見事なゴールを守り切り、絶対王者から実に８試合ぶりの勝利を奪った。
 
監督 ヴィンチェンツォ・モンテッラ　７
守勢に回りながらも闇雲にロングボールを蹴らず、しっかり繋ぐ意識が徹底されていたのはこの新任監督の指導力の賜物。ポーリとゴメスの投入で守備ブロックに厚みをもたらし、見事に逃げ切りに成功した。
 
【ミラン｜選手採点＆寸評】
［GK］
99 ジャンルイジ・ドンナルンマ　７
22分のディバラの至近距離弾、50分のエリア外に飛び出しての好クリア、そして試合終了間際のケディラの際どいミドルと三度のビッグセーブ。もはやその風格は17歳のそれではない。
 
［DF］
20 イニャツィオ・アバーテ　６
果敢なチェイスで対面のA・サンドロを封じ、ピャニッチのケアも怠らず。ただ、44分の判断ミス、80分のクリアミスはいずれも一歩間違えれば失点モノだった。
 
29 ガブリエル・パレッタ　6.5
思い切ったカバーリングや空中戦の強さで何度もピンチの芽を摘む。序盤からパスミスが目立ち、74分にはあやわ大ピンチの場面もあったが、守備の貢献度はそれを補って余りある。
 
13 アレッシオ・ロマニョーリ　6.5
守勢に回りながら引きすぎない絶妙なラインコントロール。対人の強さでイグアイン、ディバラ、クアドラードにも決定的な仕事をさせなかった。
 
２ マッティア・デ・シリオ　６
D・アウベスに対する距離間がやや中途半端だったが、ギリギリの所で足を伸ばして堅牢に貢献。及第点は与えられる。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。