イカルディの同点ゴールは貴重極まりなかった。
[MF]
17 ガリー・メデル 7(75分OUT)
75分に交代するまで、足を動かし続け、危機管理を全う。ピンチを未然に防ぐ単独でのボール奪回がいくつもあり、そのままカウンターで決定機を作り出す起点にも。序盤に犯した中盤での危険なパスミスを完全に帳消しにした。
6 ジョアン・マリオ 6.5
足下の技術を駆使したボールキープや、バネガとの流麗なパスワークでミッドフィールドの小さくない違いとなる。スタミナも十分で、終盤になればなるほど輝きが増した印象だ。
19 エベル・バネガ 7
90分に2枚目のイエローカードで退場処分を受けた際の、スタンドからの大きな拍手が傑出したパフォーマンスを物語る。イカルディのポストをかすめる惜しいシュートに繋げた34分の攻撃をはじめ、正確なロングフィードで数多くのチャンスを生み出し、CKのキッカーとして同点ゴールをアシスト。敵の守備網に風穴を開ける力強いドリブルも効いていた。
[FW]
87 アントニオ・カンドレーバ 6.5
試合途中までは自陣深くまで戻って厚みをもたらす守備参加でポイントを稼ぎ、決勝ゴールの場面でもディフェンスの高い意識が物を言う。素早いトランジション(切り替え)により、敵陣でボールを奪い返すと、イカルディのクロスへと導いた。
★MON OF THE MATCH★
9 マウロ・イカルディ 7.5
14-15シーズンまでは5戦6ゴールという「ユーベ・キラー」が復活。前半から最前線での攻防を制して縦パスの受け手となると、そのまま決定機に持ち込む形で何度か脅威となる。69分の同点弾は左からのCKを鮮やかなヘッドで叩き込み、78分の決勝点ではラストパスの供給者となった。同点ゴールは失点のわずか2分後で、その意味でも貴重きわまりなかった。
23 エデル 6.5(69分OUT)
コンディションが万全ではなかったペリシッチとの二者択一から先発起用されると、出足の鋭い積極的な仕掛けでファウルを誘い、身体を張った競り合いを制するなど、持ち味をまずまず発揮した。
[途中交代]
44 イバン・ペリシッチ 7(69分IN)
エデルとの交代でそのまま左ウイングに入ると、出場9分後の78分には打点の高いヘッドからのよくコントロールされたシュートで、サン・シーロのインテリスタに特大の歓喜をもたらす。それまでチームのチャンス逸が目立っていただけに、あの場面で決め切った決定力が賞賛に値する。その後もブッフォンを脅かす枠内シュートが。
5 フェリペ・メロ 6(75分IN)
激しい消耗で交代を強いられたメデルに代わって途中出場。中盤のフィルターという求められた役割は果たしていた。
95 セナ・ミアング ―(79分IN)
自身初のビッグマッチにも物怖じしたところは窺えず、85分にはディバラとの1対1でボールを奪回。そのディバラをフリーにしてしまうロスタイムの中途半端な判断も、敵のミスで事なきを得た。
文:片野道郎(ユベントス)、手嶋真彦(インテル)
【イタリア・ダービーPHOTOギャラリー】
※MON OF THE MATCH=この試合の最優秀選手
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
17 ガリー・メデル 7(75分OUT)
75分に交代するまで、足を動かし続け、危機管理を全う。ピンチを未然に防ぐ単独でのボール奪回がいくつもあり、そのままカウンターで決定機を作り出す起点にも。序盤に犯した中盤での危険なパスミスを完全に帳消しにした。
6 ジョアン・マリオ 6.5
足下の技術を駆使したボールキープや、バネガとの流麗なパスワークでミッドフィールドの小さくない違いとなる。スタミナも十分で、終盤になればなるほど輝きが増した印象だ。
19 エベル・バネガ 7
90分に2枚目のイエローカードで退場処分を受けた際の、スタンドからの大きな拍手が傑出したパフォーマンスを物語る。イカルディのポストをかすめる惜しいシュートに繋げた34分の攻撃をはじめ、正確なロングフィードで数多くのチャンスを生み出し、CKのキッカーとして同点ゴールをアシスト。敵の守備網に風穴を開ける力強いドリブルも効いていた。
[FW]
87 アントニオ・カンドレーバ 6.5
試合途中までは自陣深くまで戻って厚みをもたらす守備参加でポイントを稼ぎ、決勝ゴールの場面でもディフェンスの高い意識が物を言う。素早いトランジション(切り替え)により、敵陣でボールを奪い返すと、イカルディのクロスへと導いた。
★MON OF THE MATCH★
9 マウロ・イカルディ 7.5
14-15シーズンまでは5戦6ゴールという「ユーベ・キラー」が復活。前半から最前線での攻防を制して縦パスの受け手となると、そのまま決定機に持ち込む形で何度か脅威となる。69分の同点弾は左からのCKを鮮やかなヘッドで叩き込み、78分の決勝点ではラストパスの供給者となった。同点ゴールは失点のわずか2分後で、その意味でも貴重きわまりなかった。
23 エデル 6.5(69分OUT)
コンディションが万全ではなかったペリシッチとの二者択一から先発起用されると、出足の鋭い積極的な仕掛けでファウルを誘い、身体を張った競り合いを制するなど、持ち味をまずまず発揮した。
[途中交代]
44 イバン・ペリシッチ 7(69分IN)
エデルとの交代でそのまま左ウイングに入ると、出場9分後の78分には打点の高いヘッドからのよくコントロールされたシュートで、サン・シーロのインテリスタに特大の歓喜をもたらす。それまでチームのチャンス逸が目立っていただけに、あの場面で決め切った決定力が賞賛に値する。その後もブッフォンを脅かす枠内シュートが。
5 フェリペ・メロ 6(75分IN)
激しい消耗で交代を強いられたメデルに代わって途中出場。中盤のフィルターという求められた役割は果たしていた。
95 セナ・ミアング ―(79分IN)
自身初のビッグマッチにも物怖じしたところは窺えず、85分にはディバラとの1対1でボールを奪回。そのディバラをフリーにしてしまうロスタイムの中途半端な判断も、敵のミスで事なきを得た。
文:片野道郎(ユベントス)、手嶋真彦(インテル)
【イタリア・ダービーPHOTOギャラリー】
※MON OF THE MATCH=この試合の最優秀選手
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。