【セリエA移籍市場総括】ユーベの大補強が際立ったカルチョメルカートの“勝ち組”と“負け組”

カテゴリ:移籍情報

片野道郎

2016年09月03日

文句なしの“一人勝ち”補強を成し遂げたユベントス。

最終日にヴィツェルとの交渉は破談に終わったものの、各ポジションにタレントを加え、選手層は厚みを増したユベントス。スクデットはおろかCL制覇も目指せるだろう。 (C) Getty Images

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 例年通り、8月31日午後11時(現地時間)にクローズされたイタリアのカルチョメルカート。タイムリミットぎりぎりになって駆け込み移籍が成立したり、逆に最後でドタキャンを喰らったりという悲喜劇が展開されたところも毎年恒例だ。
 
 ここでは主要5クラブを「勝ち組」と「負け組」にばっさりと切り分けて、個別に見ていくことにしよう。
 
――◇―――◇――
 
【勝ち組】ユベントス
 
 直接のライバルであるナポリから昨シーズンの得点王ゴンサロ・イグアイン、ローマから崩しの切り札ミラレム・ピャニッチを、契約解除金を支払って有無を言わせず引き抜くという剛腕を見せつけただけでなく、バルセロナからダニエウ・アウベスを移籍金ゼロで獲得して、戦術上で鍵になる3つのポジションでクオリティーを上乗せした。
 
 ポール・ポグバを史上最高額1億500万ユーロ(約126億円)でマンチェスター・Uに売却したことで、収支もほぼプラスマイナスゼロ。さらにマルコ・ピアツァ(←ディナモ・ザグレブ)、メディ・ベナティア(←バイエルン)、ファン・ギジェルモ・クアドラード(←チェルシー)の獲得で控えの層も厚みを増した。
 
 もしここに、メルカート最終日にメディカルチェックまで済ませていたベルギー代表MFのアクセル・ヴィツェル(ゼニト)の獲得まで決まっていれば、100点満点の補強だった。だが、クローズまで残り数時間になったところで、ゼニトのミルチェア・ルチェスク監督が、「後釜が見つからない」という理由で拒否権を行使し、99パーセント決まっていた移籍がドタキャンとなったのだ。
 
 それでも、質と量の両面で戦力が大幅に上積みされたことに変わりはない。セリエAで孤高の地位を築いたことはもちろん、CLでもベスト4、そしてその先を見据えるに十分な陣容が整った。文句なしの一人勝ちである。
 

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