頭角を現わしたU-23代表のタレントたちは堂々とプレー。
また、本田不在の右ウイングでは、U-23代表の常連である浅野拓磨がA代表でも頭角を現わしてきた。出場5試合目にしてスタメンを飾り、終盤のビッグチャンスでは、シュートが打てる場面でパスを選択。結果的にゴールに結びつけられなかったが、果敢に裏を狙う動きに、ハリルホジッチ監督も一定の評価を与えたようだ。
浅野に負けず劣らず、後半から途中出場した遠藤航も、堂々とプレーし、球際の強さでもアピールに成功。ブルガリア戦では、エリア内で相手に寄せ切れず失点を招いたが、汚名返上を期して挑んだボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、及第点かそれ以上のプレー内容で中盤を力強く支えた。
初招集の小林祐希も待望の代表デビューを飾り、小林悠は今回はチームを離脱するような怪我に見舞われず、無事に代表活動を終えられた。戦術の幅を広げるという意味では、プレータイムは限られていたが、槙野智章の左SB起用もテストできた。
現体制下での初タイトル獲得はならなかった。2試合で4失点と「守備の改善は急務」(長谷部)でもある。とはいえ、日本の現在地と、さらなるレベルアップにはなにをすべきかが明確となり、戦力面では明るい兆しが見えてきている。
ネガティブなことばかりではない。このボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、必ず次につながる糧としなければならない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
浅野に負けず劣らず、後半から途中出場した遠藤航も、堂々とプレーし、球際の強さでもアピールに成功。ブルガリア戦では、エリア内で相手に寄せ切れず失点を招いたが、汚名返上を期して挑んだボスニア・ヘルツェゴビナ戦では、及第点かそれ以上のプレー内容で中盤を力強く支えた。
初招集の小林祐希も待望の代表デビューを飾り、小林悠は今回はチームを離脱するような怪我に見舞われず、無事に代表活動を終えられた。戦術の幅を広げるという意味では、プレータイムは限られていたが、槙野智章の左SB起用もテストできた。
現体制下での初タイトル獲得はならなかった。2試合で4失点と「守備の改善は急務」(長谷部)でもある。とはいえ、日本の現在地と、さらなるレベルアップにはなにをすべきかが明確となり、戦力面では明るい兆しが見えてきている。
ネガティブなことばかりではない。このボスニア・ヘルツェゴビナ戦は、必ず次につながる糧としなければならない。
取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)