攻撃面でチームが目指すべき方向性と清武の特性は合致する。
ポジティブな面に目を向ければ、着実に「戦力の底上げ」が確認できたことか。
今回のキリンカップでは、本田が左膝裏の負傷で2試合とも出場が叶わず、香川真司は初戦のブルガリア戦で負傷し、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は欠場を余儀なくされた。
こうした事態のなかで、存在感を高めたのが清武だった。ブルガリア戦では左ウイングで先発して、香川の負傷交代後は本職のトップ下でプレーし、7-2の大勝を収めたゲームで多くのゴールチャンスに絡んでみせた。
続くボスニア・ヘルツェゴビナ戦ではトップ下でスタメン出場すると、今年3月のアフガニスタン戦以来となる代表通算3点目となる先制弾を記録。指揮官の起用に見事に応えてみせた。
もっとも、フル出場しながらも勝利に導けなかっただけに、不本意な結果に本人も納得はいっていないだろう。ただ、ワンタッチパスを巧みに使いこなし、周囲と連動しながら攻撃のテンポアップを促す能力は、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも随所に発揮されていた。
「縦への速さ」を重視するハリルジャパンの戦術とも相性が良く、チームが目指すべきスタイルの熟成には不可欠なひとりとなりそうだ。無論、レギュラー定着に向けても大きく前進できたに違いない。
トップ下のポジション争いでも、香川に肉薄したと言っていい。もちろん、プレーイメージを共有する両者の共存という選択肢もある。その際、清武は左ウイングでの起用が濃厚となるが、このポジションでは宇佐美がライバルとなり、その宇佐美も今回のキリンカップでは2試合とも、質の高いプレーを見せた。
とりわけボスニア・ヘルツェゴビナ戦のハイパフォーマンスは特筆に値する。柔軟なドリブルで敵陣を切り裂き、際どいシュートを放ち、逆サイドの選手を活かす正確なミドルパスも供給。好不調の波は否めないが、ハマった時の躍動感はこれほどのものかと、指揮官が惚れ込むポテンシャルを見せつける格好となった。
今回のキリンカップでは、本田が左膝裏の負傷で2試合とも出場が叶わず、香川真司は初戦のブルガリア戦で負傷し、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦は欠場を余儀なくされた。
こうした事態のなかで、存在感を高めたのが清武だった。ブルガリア戦では左ウイングで先発して、香川の負傷交代後は本職のトップ下でプレーし、7-2の大勝を収めたゲームで多くのゴールチャンスに絡んでみせた。
続くボスニア・ヘルツェゴビナ戦ではトップ下でスタメン出場すると、今年3月のアフガニスタン戦以来となる代表通算3点目となる先制弾を記録。指揮官の起用に見事に応えてみせた。
もっとも、フル出場しながらも勝利に導けなかっただけに、不本意な結果に本人も納得はいっていないだろう。ただ、ワンタッチパスを巧みに使いこなし、周囲と連動しながら攻撃のテンポアップを促す能力は、ボスニア・ヘルツェゴビナ戦でも随所に発揮されていた。
「縦への速さ」を重視するハリルジャパンの戦術とも相性が良く、チームが目指すべきスタイルの熟成には不可欠なひとりとなりそうだ。無論、レギュラー定着に向けても大きく前進できたに違いない。
トップ下のポジション争いでも、香川に肉薄したと言っていい。もちろん、プレーイメージを共有する両者の共存という選択肢もある。その際、清武は左ウイングでの起用が濃厚となるが、このポジションでは宇佐美がライバルとなり、その宇佐美も今回のキリンカップでは2試合とも、質の高いプレーを見せた。
とりわけボスニア・ヘルツェゴビナ戦のハイパフォーマンスは特筆に値する。柔軟なドリブルで敵陣を切り裂き、際どいシュートを放ち、逆サイドの選手を活かす正確なミドルパスも供給。好不調の波は否めないが、ハマった時の躍動感はこれほどのものかと、指揮官が惚れ込むポテンシャルを見せつける格好となった。