身長差「6.3センチ」の相手に、局面の勝負でもことごとく敗れ…。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、決戦を前に「空中戦で我々を支配する相手に対してどう対応するか」と警戒を強めていた。
前線のジュリッチのみならず、194センチのトニ・シュニッチ、189センチのハリス・メドゥニャニンとエディン・コカリッチ、188センチのマリオ・ブランチッチなど、ボスニア・ヘルツェゴビナには長身選手がズラリと揃う。スターティングメンバーの平均身長は185.1センチ。178.8センチの日本と比べ、6.3センチも高い。
「強引に仮想すると、オーストラリア戦だった」(本田圭佑)
そう考えると、最終予選に向けて不安は拭えない。先述した開始早々のピンチを含め、様々な局面で高さでは圧倒的に負けていたし、ロングボールの供給源も思うように潰せていなかった。
高さだけでなく、フィジカルに勝る相手に対し、日本は“デュエル”でことごとく劣勢を強いられていた。長谷部誠はチーム全体の競り合いの貧弱さを嘆く。
「フィフティ・フィフティのボールに関しては、7~8割方、向こうに拾われていた。局面の1対1で負けていたら、サッカーにならない。そこは、監督が言っているデュエルというところかもしれないし、その部分で今日は明らかにやられていた」
一つひとつの局面の勝負に敗れ、それがボディブローのように効いて、守備組織が瓦解。日本は脆さを露呈した。
世界基準で考えれば、ボスニア・ヘルツェゴビナは「かなりトップクラスのフィジカルを持ち合わせている」(長谷部)のは事実だろう。ただし、上には上がいる。長谷部は危機感を募らせている。
「今日、2点を取った選手(ジュリッチ)はセリエBでプレーしているわけだし。結局、世界にはあれ以上の選手がゴロゴロいるなかで、ああいう身体の大きい選手にやられてしまった。改めて、自分たちの立ち位置を考えさせられた」
世界を見据える前に、最終予選を勝ち抜かなければならない。最大のライバルは、本田が言及したオーストラリアになるだろう。長谷部も「オーストラリアは身体が強いし、最終予選に向けてやっていかなければいけないことが出てきた」と、険しい表情を見せた。
前線のジュリッチのみならず、194センチのトニ・シュニッチ、189センチのハリス・メドゥニャニンとエディン・コカリッチ、188センチのマリオ・ブランチッチなど、ボスニア・ヘルツェゴビナには長身選手がズラリと揃う。スターティングメンバーの平均身長は185.1センチ。178.8センチの日本と比べ、6.3センチも高い。
「強引に仮想すると、オーストラリア戦だった」(本田圭佑)
そう考えると、最終予選に向けて不安は拭えない。先述した開始早々のピンチを含め、様々な局面で高さでは圧倒的に負けていたし、ロングボールの供給源も思うように潰せていなかった。
高さだけでなく、フィジカルに勝る相手に対し、日本は“デュエル”でことごとく劣勢を強いられていた。長谷部誠はチーム全体の競り合いの貧弱さを嘆く。
「フィフティ・フィフティのボールに関しては、7~8割方、向こうに拾われていた。局面の1対1で負けていたら、サッカーにならない。そこは、監督が言っているデュエルというところかもしれないし、その部分で今日は明らかにやられていた」
一つひとつの局面の勝負に敗れ、それがボディブローのように効いて、守備組織が瓦解。日本は脆さを露呈した。
世界基準で考えれば、ボスニア・ヘルツェゴビナは「かなりトップクラスのフィジカルを持ち合わせている」(長谷部)のは事実だろう。ただし、上には上がいる。長谷部は危機感を募らせている。
「今日、2点を取った選手(ジュリッチ)はセリエBでプレーしているわけだし。結局、世界にはあれ以上の選手がゴロゴロいるなかで、ああいう身体の大きい選手にやられてしまった。改めて、自分たちの立ち位置を考えさせられた」
世界を見据える前に、最終予選を勝ち抜かなければならない。最大のライバルは、本田が言及したオーストラリアになるだろう。長谷部も「オーストラリアは身体が強いし、最終予選に向けてやっていかなければいけないことが出てきた」と、険しい表情を見せた。