本田圭佑は「見守るしかない」歯がゆい状況に…ミランが中国資本と経営権売却交渉を開始

カテゴリ:メガクラブ

片野道郎

2016年05月13日

本田としてはクラブの先行きが見えない限りは……。

仮に経営権売却となれば、強化部門は刷新されるはず。その中で本田がどう評価され、どんな立場になるかは、現時点でまったくの不透明と言える。写真:Alberto LINGRIA

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 日本のサポーターにとって気になる本田の去就だが、次期監督すらも決まっていない現時点では、当然ながらまったく不透明。ミランとの契約は2017年6月までであり、クラブの立場からすれば、契約が残り1年となる今夏は、今後も戦力として計算することを前提に契約を延長するか、契約が残っているうちに売却して利益を上げるかを選ぶべき重要なタイミングになる。
 
 もちろん、インテルで長友佑都がそうだったように、選手サイドに強い残留の意思がある場合には、契約を延長しないまま最終年に突入するケースも考えられる。そのあたりの選択には、選手サイドの意思も絡んでくる。
 
 しかし、本田の立場からすれば、クラブの未来が見えない今の状況で去就を判断することは不可能だろう。
 
 先日、実兄で代理人を務める本田弘幸氏は、「クラブから延長の話はもらっています。でも今は、何も決まっていません。これから話し合うことになります」と語った通り、契約延長オファーはあるようだが、クラブの先行きが不透明な現時点では保留にするしかないというのが本音だろう。
 
 今は本田にとって、「6月15日にクラブ売却の最終的な結論が出るのを待つ以外にない」という歯がゆい状況と言える。
 
文:片野道郎
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