MF
14 カゼミーロ　６
ピッチを幅広くカバーし、相手の攻撃を遅らせたり、封じたりするのに貢献したが、攻撃では縦のパスが不正確でカットされる場面が散見。78分、CKをヘッドで合わせ、コースも悪くなかったが、GKハートが伸ばした足に阻まれた。
 
19 ルカ・モドリッチ　6.5
いつも以上にプレーエリアが広く、守備で自陣深くまで戻ってボールカットしたと思えば、攻撃を組み立て、ドリブルで仕掛け、正確なパスを通すなど、多様なプレーを見せた。下がり目の位置から勢いよく駆け上がるプレーは、相手に脅威を与えていた。
 
８ トニ・クロース　６（90分OUT）
守備意識が非常に高く、かなり高めの位置からプレッシャーをかけたかと思えば、最終ラインに近い位置でも守備に奔走。そしてボールを奪うと、ゲームをコントロールしながら、攻撃に厚みを加えた。
 
FW
18 ルーカス・バスケス　６
巧みなボールさばきが随所に見られた。しかし目立ったのは、その運動量。自陣深くから相手ゴール前まで、何度も行き来しながら、しっかりボールを繋いでいた。攻撃面で、違いを見せられれば文句なしだった。
 
９ カリム・ベンゼマ　５（46分OUT）
左サイドに陣取る時間が長かったが、ボールに触れる機会はごくわずか。44分に初めてシュートを放つも、大きく枠を外す。怪我の影響か、前半でピッチを退いた。
 
11 ガレス・ベイル　5.5
C・ロナウドの不在、そして相手のプレッシャーにより、いつものような中央に切れ込む動きは少なかった。持ち味のドリブルで相手に仕掛ける場面は稀で、相手にとってどれほどの脅威となっただろうか……。74分の左足で巻くシュート、78分のスピーディーなドリブル進攻が、数少ない“らしい”プレーだった。
 
交代出場
MF
22 イスコ　―（90分IN）
試合終了間際の登場。持ち前の技巧的なプレーを披露する機会はなかった。
 
FW
20 ヘセ・ロドリゲス　5.5（46分IN）
後半最初から出場し、70分にはカルバハルのクロスをヘッドで合わせたが、ボールはクロスバーを叩いた。前後左右によく動いてプレーに絡もうとしたが、相手ゴールに近い位置での効果的なプレーは多くなかった。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

【写真で回想】レアル・マドリー10度の欧州制覇