【レアル・マドリー｜チーム＆監督 採点＆寸評】
試合　６
全員の守備意識が高く、相手の攻撃の際には前線の選手も下がってボールを追う献身性を見せ、目的のひとつである無失点を達成。一方の攻撃は、クリスチアーノ・ロナウド不在（右ハムストリングの怪我）の影響により、迫力を欠いた。CKからの決定機を活かせなかったのは選手のせいではないが、できればアウェーゴールは欲しかった……。
 
監督 ジネディーヌ・ジダン　６
C・ロナウドの代わりに出場したバスケスは抜群の運動量で攻守に奮闘し、起用の効果はあった。怪我の影響からかあまりプレーに絡めなかったベンゼマからヘセへの交代も妥当。攻守のバランスを考えると、疲労以外で選手交代を敢行するのは難しかっただろう。
 
【レアル・マドリー｜選手採点・寸評】
GK
１ ケイラー・ナバス　６
前半はほとんど見せ場がなく、セーブらしいセーブは58分にアグエロのシュートをブロックしたのが最初。その後は、デ・ブルイネのグラウンダーのクロスとFKを防ぎ、無失点に貢献した。
 
DF
15 ダニエル・カルバハル　６
シルバへの対処だけでなく、中央でのシュートブロックなども披露。クリシ、デ・ブルイネに１度ずつ右サイドを破られたが、総じて危なげないプレーだった。後半は効果的な攻撃参加から、クロスでチャンスも作った。
 
３ ペペ　6.5
主にアグエロをマークし、問題のない対処を見せた。いつも以上に対人プレーの強さが目立った他、危機察知能力も冴え、90分には抜け出しそうになったスターリングから見事にボールをカット。攻撃では、81分にCKからフリーでボレーを放つも、GKハートにブロックされた。
 
４ セルヒオ・ラモス　６
カウンターへの対処も問題なく、突進してくる相手にも当たり負けしなかった。53分にCKをヘッドで合わせ、チームにとって最初の枠内シュートを放ったが、残念ながらGKの正面だった。
 
12 マルセロ　5.5
運動量も多く、よく左サイドを駆け上がるまでは良かったが、そこからの効果的なプレーはあまり多くなかった。逆に不用意なボールロストで、空けたスペースを利用されてカウンターを仕掛けられることもあった。
 
※採点は10点満点で「６」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。