「浦和ではまだ何もやり切れていないので地元で恩返ししたい思いが強い」
指導者としての今後について思うところはあるのか。現在、東京都内の高校でコーチを任されて5年目になるが、上位を狙えるようなレベルではない。
「これまで指導した2つの大学と2つのクラブチームでは、いずれも昇格への道を切り開くことができた。心残りは高校チームです。レッズではまともに活躍できず、浦和ではまだ何もやり切れていないので地元で恩返ししたい思いが強い」
「これまで指導した2つの大学と2つのクラブチームでは、いずれも昇格への道を切り開くことができた。心残りは高校チームです。レッズではまともに活躍できず、浦和ではまだ何もやり切れていないので地元で恩返ししたい思いが強い」
功績を挙げてのし上がろうという野望などさらさらない。日本協会公認の指導者資格はC級だけだ。「少し下のカテゴリーで教えるのが自分には合っている。高いレベルに行きたいとは思わないのでB級とかA級は必要ないんですよ。僕の根底には鹿島の血が流れていて、鹿島でやってきた基礎を大事にして個人を伸ばす指導、サッカーがつまらなくなった選手に寄り添った指導をしていきたい」と滔々と述べた。
06年のドイツワールドカップで、ドイツを率いたユルゲン・クリンスマン監督のベンチワークを見ていたら、選手でなくてもサッカーの楽しさを味わえると思った。全国高校選手権を制した阿部が、今度は監督として地元で輝く姿を見てみたい。
取材・文●河野 正
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