【アナリスト戦術記】イングランド対フランスを徹底展望、中盤“3対3”の攻防に注目! 4つの局面で生まれるズレをいかに突くかが勝負の鍵に【W杯】
カテゴリ:連載・コラム
2022年12月10日
フランスは両ウイングの突破力をどう生かすか
最後にフランスの敵陣攻撃とイングランドの自陣守備。フランス最大の武器は言わずもがな、両ウイングの突破力と決定力だ。彼らを生かすことは変わらない。
時にエムバペもデンベレもハーフスペースに入っていくが、基本的にはワイドから縦に仕掛けたい。1対1の状況を作り出すため、両サイドバックの上がりをどこまで促すか。あるいは、図のようにパスセンスに優れる中盤の選手を使って「逆の大外」を狙えるかが鍵になる。
特に相手の左サイドバックはセネガル戦の49分のように絞る傾向にあり、フォデンが戻り切れずに裏を使われたこともあった。クンデの上がるタイミングと、デンベレの中に入るタイミングが合えばチャンスを作れるだろう。
時にエムバペもデンベレもハーフスペースに入っていくが、基本的にはワイドから縦に仕掛けたい。1対1の状況を作り出すため、両サイドバックの上がりをどこまで促すか。あるいは、図のようにパスセンスに優れる中盤の選手を使って「逆の大外」を狙えるかが鍵になる。
特に相手の左サイドバックはセネガル戦の49分のように絞る傾向にあり、フォデンが戻り切れずに裏を使われたこともあった。クンデの上がるタイミングと、デンベレの中に入るタイミングが合えばチャンスを作れるだろう。
当然ながら、互いにカウンターにはスピードと精度という特長があり、時間の経過とともにオープンになれば、どちらが得点してもおかしくない展開になるのも容易に想像できる。高強度の攻め合いを含め、スリリングな試合を期待するとともに、純粋に楽しみたい。
【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
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【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍している。Twitterやオンラインサロンなどでも活動中。
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