――さて、来季からはプロサッカー選手となります。Ｊリーグで活躍するためのポイントは？

「今からの準備ですね。１年浪人した僕は、プロ１年目ですでに24歳なので、ルーキーイヤーから活躍しないとサッカー選手としての将来がなくなると、危機感を持っています。だからこそ今からどう準備するか、日々考え、大学生活を送っています」

――例えばどんな準備を？

「ネルシーニョ監督がどんな指示を出しているのか想像しながら、柏の試合を見ています。今の３－５－２システムなら僕はインサイドハーフで勝負したいと考えているので、マテウス・サヴィオ選手のプレーも参考にしていますね。チームに合わせることも大事ですが、自分のプレースタイルを理解してもらい、それがチームの特徴になることを一年目から示していきたい」

――プレー面ではどんな準備を？

「東京国際大ではボランチでプレーしていますが、２列目からの飛び出しに積極的にチャレンジしています。おそらく、プロ入り後も大事になるプレーなので、上がるタイミング、攻撃参加後のクロスやシュートの精度にまでこだわっています」
 

――ネルシーニョ監督の印象は？

「熱い監督だなと。対戦相手の分析力が凄い一方で、球際の強度などの基本も徹底させますし、選手にかける言葉もポジティブですね」

――ネルシーニョ監督のサッカーと相性は良さそうですか？

「はい。東京国際大の前田監督と柏のネルシーニョ監督は、球際の強度などの要求が似ているので。柏U-18からトップチームに昇格できなかった時は悔しかったですが、筋力トレーニングを重ねて高校時代より体重が５キロ増えて強くなりました。それに良い回り道をして大学で守備力も身につけた今は、どんな監督にも合わせられる自信がありますね」

――最後にプロの舞台に向けた意気込みをお願いします。

「繰り返しになりますが１年目からの活躍はマストで、そのために必要な準備を今から逆算して行動しています。また、近年は守田英正選手（現スポルティング）、三笘薫選手（現ブライトン）、旗手怜央選手（現セルティック）、上田綺世選手（現サークル・ブルージュ）など、大卒１年目から活躍して海外移籍した選手が多い。僕も偉大な大卒選手たちのあとに続けるように、覚悟を持って頑張っていきます!!」

取材・文●志水麗鑑（サッカーダイジェスト編集部）

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