トップチームに昇格できなかったのは「伸び悩んだのが原因」
――浪人中の2018年、VONDS市原に所属した経緯は?
「柏U-18からトップチームに昇格できず、東京国際大も受験で落ちて、サッカーをできるチームを探したところ、ありがたく受け入れていただきました。本当に感謝しています」
――試合には出ていた?
「序盤戦は出番を掴みましたが、夏に第五中足骨を負傷してからは出場機会が減りました。試合に出られない悔しさに加え、同い年の選手がJリーグや大学リーグで活躍する姿を見ると、劣等感も感じて……。様々な想いがあったので、1年越しに東京国際大に進学した時は『這い上がってやる』という覚悟がかなり強かったです」
――となると、大学3年時に同世代の大学生が集まる全日本大学選抜に選ばれたのは嬉しかったのでは?
「もちろんです。それまで選ばれず『現実は甘くない』と痛感していただけに、喜びはひとしおでした。3年生となり、『チームの順位を押し上げないと注目されない』と思い、チームのためにプレーしたからこそ、選ばれたのだと思います。選出されれば通用する自信はあったので、アピールが実って良かった」
――大学以外の同世代では、柏U-18でチームメイトだった猿田遥己選手や中川創選手(現・琉球)、田中陸選手(現・相模原)などは18年にトップチームに昇格しました。
「そうですね。僕らの代はプロ入りした選手が多く、先を越されて悔しかったです」
「柏U-18からトップチームに昇格できず、東京国際大も受験で落ちて、サッカーをできるチームを探したところ、ありがたく受け入れていただきました。本当に感謝しています」
――試合には出ていた?
「序盤戦は出番を掴みましたが、夏に第五中足骨を負傷してからは出場機会が減りました。試合に出られない悔しさに加え、同い年の選手がJリーグや大学リーグで活躍する姿を見ると、劣等感も感じて……。様々な想いがあったので、1年越しに東京国際大に進学した時は『這い上がってやる』という覚悟がかなり強かったです」
――となると、大学3年時に同世代の大学生が集まる全日本大学選抜に選ばれたのは嬉しかったのでは?
「もちろんです。それまで選ばれず『現実は甘くない』と痛感していただけに、喜びはひとしおでした。3年生となり、『チームの順位を押し上げないと注目されない』と思い、チームのためにプレーしたからこそ、選ばれたのだと思います。選出されれば通用する自信はあったので、アピールが実って良かった」
――大学以外の同世代では、柏U-18でチームメイトだった猿田遥己選手や中川創選手(現・琉球)、田中陸選手(現・相模原)などは18年にトップチームに昇格しました。
「そうですね。僕らの代はプロ入りした選手が多く、先を越されて悔しかったです」
――落合選手は柏U-12からU-18まで、全カテゴリーで背番号10を託されたほどの選手なのに、なぜトップチームに昇格できなかった?
「高校時代に伸び悩んだのが大きな原因かなと。確かに10番をもらい、飛び級で上の世代の練習や試合に参加もしたので、期待されていると感じました。でも今振り返ると、柏のチーム力のもとで自分が生かされただけで、本当は個の力が欠けていた。単独突破する力も、ボール奪取力もないし、そもそも自分の強みと弱みをしっかり理解できてなくて。プロで通用する実力は足りなかったです」
――とはいえ柏アカデミーで成長できたところもありますよね?
「もちろんです。トラップやパスの技術、ポジショニングなどは柏アカデミーで培い、今でも土台になっています。とにかくボールに触るのが好きで、創造性のあるプレーは最も自信をつけましたね。ただ、悪い癖が出る時もありました」
――悪い癖とは?
「リスクのある攻撃ばかりに執着し過ぎていました。実際、中学2年生の時に教わった岩瀬健さん(現・大分ヘッドコーチ)に怒られたこともあります。また、高校2年生の時に柏U-18の監督に就任した永井俊太さん(現・柏U-15監督)にも守備ができない弱点を見抜かれて出場機会を減らし、伸び悩みました」
――今となっては高校時代の課題をしっかり分析できていますね。
「そうですね。自己分析力も大学で成長しました。高校時代までは自分のプレーをチェックしませんでしたが、大学生になってからは柏の試合はもちろん、プレミアリーグなどもよく見るようになり、サッカーIQが高まりました」
「高校時代に伸び悩んだのが大きな原因かなと。確かに10番をもらい、飛び級で上の世代の練習や試合に参加もしたので、期待されていると感じました。でも今振り返ると、柏のチーム力のもとで自分が生かされただけで、本当は個の力が欠けていた。単独突破する力も、ボール奪取力もないし、そもそも自分の強みと弱みをしっかり理解できてなくて。プロで通用する実力は足りなかったです」
――とはいえ柏アカデミーで成長できたところもありますよね?
「もちろんです。トラップやパスの技術、ポジショニングなどは柏アカデミーで培い、今でも土台になっています。とにかくボールに触るのが好きで、創造性のあるプレーは最も自信をつけましたね。ただ、悪い癖が出る時もありました」
――悪い癖とは?
「リスクのある攻撃ばかりに執着し過ぎていました。実際、中学2年生の時に教わった岩瀬健さん(現・大分ヘッドコーチ)に怒られたこともあります。また、高校2年生の時に柏U-18の監督に就任した永井俊太さん(現・柏U-15監督)にも守備ができない弱点を見抜かれて出場機会を減らし、伸び悩みました」
――今となっては高校時代の課題をしっかり分析できていますね。
「そうですね。自己分析力も大学で成長しました。高校時代までは自分のプレーをチェックしませんでしたが、大学生になってからは柏の試合はもちろん、プレミアリーグなどもよく見るようになり、サッカーIQが高まりました」