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落合陸はいかにして柏内定を掴んだのか。ユース時代は伸び悩み、高校卒業後は1年浪人…挫折から飛躍までのストーリー【インタビュー】

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2022年10月27日

「自分に伸びしろを感じた」冷静に試合に入れた京都戦で手応えを掴む

ルヴァンカップではグループステージの4試合に出場。札幌戦でホームデビューを飾った。写真:滝川敏之

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――3月2日に行なわれたルヴァンカップの札幌戦では、ホームデビューも飾りましたね。

「出場時間は1分と短かったですが、柏のアカデミー時代から憧れた日立台(三協フロンテア柏スタジアム)でプレーできたのは感慨深かった」

――ルヴァンカップのグループステージでは4試合に出場しました。最も手応えを感じたゲームは?

「先ほどのデビュー戦となった京都戦です。攻撃時のボールタッチ数は少なかったですが、プロのプレー強度に戸惑わず、冷静に試合に入れました。ポジショニングは悪くなかったはずですし、守備ではチームのためにアグレッシブにプレッシングできました。出場時間が伸びれば、攻守でさらに活躍できると、自分に伸びしろを感じた一戦でしたね」

――京都戦で手応えを掴んだのは、やはり何度も練習参加したおかげ?

「そうですね」

――埼玉にある東京国際大と千葉の柏を行き来するのは、大変だったのでは?

「確かに忙しかったのは間違いありません。ただ、落ち着いた今、柏の練習に頻繁に参加した2~3月の頃を振り返ると、恵まれていたとも感じます。何はともあれ、今は東京国際大で頑張りたいです」

――東京国際大は、関東大学リーグ1部で3位につけています。今季ここまでの手応えは?

「ある程度はあります。今季は主にボランチでプレーして、攻守に関われている点は悪くないかなと。ただ、得点、アシストといった結果にはまったく満足してないです。シーズンが終わるまでには結果でも違いを見せないといけないと思っています」
 
――「今季は」とは? 昨季とはポジションが変わった?

「そうです。昨季はトップ下が主戦場でした。僕は得点に直結するプレーが持ち味なので、ゴール前でアイデアを見せた昨季は、チームに貢献できた自負があります」

――確かに昨季は関東大学リーグ2部で7ゴールを決めています。

「はい。なので昨季は前田秀樹監督にも評価されていたかなと」

――ボランチ転向は今季から?

「いえ、1、2年生の時もボランチでした。ポゼッション重視の柏U-18時代はトップ下が主戦場でしたが、パワフルなチームスタイルの東京国際大に来てボランチという新たなポジションを任され、当時は苦労しましたね。前田監督には『攻撃はいいから、守備をやれ』と指導してもらい、言われたとおりオフェンスを捨ててディフェンスに専念しました」

――慣れたのはいつ頃?

「2年生の途中ですかね。ようやく身体で守備を覚えました。そこから攻撃との比重を元に戻し、今はオフェンス時につなぎ役を、ディフェンス時に潰し役をとバランスよく兼務できています。あと今季は、佐川洸介(東京Vに来季加入内定)、師岡柊生(磐田に来季加入内定)という頼れる2トップの存在も大きいです。彼らが前線でボールを収めてくれるから、ボランチの僕はかなりやりやすいですね」

――高校時代とは異なるスタイルのチームで、ポジションも変わりながらも対応して、成長できたのでは?

「そのとおりです。ボール奪取力と推進力は身につきました。もともとの武器である得点に直結するプレーにもこだわり続けています。強みが増えてからは、相手が嫌がるプレーを心がけていますね」
 
――新たな武器を身につけたかったから東京国際大に進学した?
 
「そうですね、理由のひとつではあります。柏U-18からトップチームに昇格できず、東京国際大の練習に初めて参加した時、今までと異なったサッカーに面白味を感じました。U-12からU-18まで所属した柏のアカデミーではポゼッションを教わり、もちろん成長できましたが、一方でパスサッカー以外も経験したほうがさらに飛躍できるかもと。受験で落ちてしまい、高校卒業後すぐには大学進学できませんでしたが、サッカー部からは『1年遅れでも来てほしい』と誘っていただき、1年浪人して東京国際大に入学しました」
 
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