欧州サッカー 若手ブレイク候補10選 この逸材から目を離すな!――Part 1

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2015年09月17日

ビルドアップの起点としてはセリエA屈指。

ロマニョーリは左足にMF並みのテクニックを備えた「最終ラインのレジスタ」。CBとしての守備力にはまだまだ改善の余地が。 (C) Getty Images

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アレッシオ・ロマニョーリ(ミラン/イタリアU-21代表) 1995年1月12日生まれ
 
 ローマの育成部門で育ち、各年代のイタリア代表で主力を担ってきたエリートは、昨シーズンはレンタル先のサンプドリアでミハイロビッチ監督の信頼を勝ち取り、不動のCBとして30試合に出場。一気にセリエAを代表する若手CBのひとりとなった。
 
 今夏は一旦ローマに戻ったが、ミランに転出したミハイロビッチの強い要望に応える形で完全移籍を果たし、レギュラーに抜擢されている。
 
 188センチの長身ながら、左足にMF並みのテクニックを備えた「最終ラインのレジスタ」で、ビルドアップの起点としての展開力はセリエA屈指だ。
 
 ミハイロビッチが獲得に執着した最大の理由もそこにある。ただ、CBとしての守備力については、マークの技術も、状況の読み、判断力もまだ発展途上。高さはあるもののスピードとアジリティーは平均レベルということもあり、総合的に見ると物足りなさが残る。
 
 2500万ユーロ(約35億円)という移籍金も含め大きな注目を集めてミラン入りしたため、マスコミやサポーターの期待とプレッシャーは過大と言えるほど高まっている。さらにCBというポジションには、最終ラインをコントロールするリーダーとしての資質が求められる。
 
 メクセスなどベテラン勢に伍して臆することなくプレーできるかも課題だ。こうしたハードルを乗り越えられれば、ミラン、さらにはイタリア代表で最終ラインを支える大黒柱になるだけのポテンシャルはある。
 
分析:ロベルト・ロッシ
取材・構成:片野道郎
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