板倉、田中碧ら2部4選手の評価は?
【2部】
●板倉滉(シャルケ/DF)…80点(とてもよくやった)
15試合2得点・0アシスト
『Kicker』誌の2部リーグ前半戦ベストCBに選出されるなど、目の肥えたドイツの識者からも絶賛されている。いまや疑いのないシャルケの主軸だ。3バックの中央で守備組織をオーガナイズし、ピンチになりそうな場面では鋭い読みで相手の攻撃を次々と跳ね返していく姿は、頼もしいことこの上ない。
ファンからも愛される存在で、タイミング抜群のスライディングタックルでカットするとスタジアムはどっと沸く。この日本代表DFが加入するまで不安定だった守備はギュッとしまった。攻撃でも存在感は絶大で、的確なビルドアップで好パスを配給するだけではなく、セットプレー時には得点源にも。18節のハンブルク戦では87分に同点ゴールを叩き込み、貴重な勝点1奪取の原動力となった。
●田中碧(デュッセルドルフ/MF)…50点(可もなく不可もなし)
13試合0得点・0アシスト
「1部昇格へ向けての切り札」という期待が大きかっただけに、ここまでのパフォーマンスに関して地元メディアやファンからの失望もやや大きいかもしれない。実際、試合の中で効果的にボールに絡める頻度はそこまで多くなく、ボールを受けて離すタイミングが味方選手とかみ合わないケースが少なくない。
とはいえ、移籍1年目、しかも東京オリンピックの影響でプレシーズンにチームに合流できなかったことを考えると、致し方ない面もある。またボールが頭上を行き来する展開ばかりだとなかなか持ち味を出せないという事情もある。冬の準備期間にチームの約束事とその中で自身のパフォーマンスを発揮していくバランスを模索して、後半戦は主軸として引っ張る存在へと成長してほしい。
●板倉滉(シャルケ/DF)…80点(とてもよくやった)
15試合2得点・0アシスト
『Kicker』誌の2部リーグ前半戦ベストCBに選出されるなど、目の肥えたドイツの識者からも絶賛されている。いまや疑いのないシャルケの主軸だ。3バックの中央で守備組織をオーガナイズし、ピンチになりそうな場面では鋭い読みで相手の攻撃を次々と跳ね返していく姿は、頼もしいことこの上ない。
ファンからも愛される存在で、タイミング抜群のスライディングタックルでカットするとスタジアムはどっと沸く。この日本代表DFが加入するまで不安定だった守備はギュッとしまった。攻撃でも存在感は絶大で、的確なビルドアップで好パスを配給するだけではなく、セットプレー時には得点源にも。18節のハンブルク戦では87分に同点ゴールを叩き込み、貴重な勝点1奪取の原動力となった。
●田中碧(デュッセルドルフ/MF)…50点(可もなく不可もなし)
13試合0得点・0アシスト
「1部昇格へ向けての切り札」という期待が大きかっただけに、ここまでのパフォーマンスに関して地元メディアやファンからの失望もやや大きいかもしれない。実際、試合の中で効果的にボールに絡める頻度はそこまで多くなく、ボールを受けて離すタイミングが味方選手とかみ合わないケースが少なくない。
とはいえ、移籍1年目、しかも東京オリンピックの影響でプレシーズンにチームに合流できなかったことを考えると、致し方ない面もある。またボールが頭上を行き来する展開ばかりだとなかなか持ち味を出せないという事情もある。冬の準備期間にチームの約束事とその中で自身のパフォーマンスを発揮していくバランスを模索して、後半戦は主軸として引っ張る存在へと成長してほしい。
●アペルカンプ真大(デュッセルドルフ/MF)…50点(可もなく不可もなし)
11試合1得点・2アシスト
チーム生え抜きで将来の主軸候補はファンからの信頼も厚い。昨シーズン終盤には4試合連続ゴールをマークし、新生ドイツU-21代表では10番を背負うなど、今シーズンは中心選手としての活躍が期待されていたが、ケガやコロナ感染の影響でスタメン出場は6試合どまり。1得点・2アシストという結果も含めて納得のいく成績ではないはずだ。
デュッセルドルフはアタッキングサードでチャンスメークできる選手が必要なだけに、ゴールへの道を作り出すことができるこの21歳の復調は後半戦の巻き返しに向けて不可欠な要素。いち早くコンディションを取り戻し、またピッチ上で躍動する姿をファンは待ち望んでいる。
●室屋成(ハノーファー/DF)…60点(及第点の出来)
15試合0得点・3アシスト
スピードを活かした突破力とクロスの精度は2部のSBの中でもトップレベルの評価を受けている。チーム14得点のハノーファーでSBながら3アシストというのは十分な評価に値するものだろう。一方で守備において1対1で守りきることを要求される場面が多く、チームが守備的な戦い方を選択する際にはスタメンから外れた試合も。代わりに出たSBがパスミスを連発し、攻撃時の貢献はほとんどなかったにもかかわらず、だ。
この日本代表DFの競り合いにおける対応は、監督から信頼しきれないものがあったようだ。それでも、11節レーゲンスブルク戦からは8試合連続スタメン出場を果たし、攻守両面で堅実なプレーでチームに貢献している。2-1で勝利した17節インゴルシュタット戦では2アシストをマークした。
文●中野吉之伴
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11試合1得点・2アシスト
チーム生え抜きで将来の主軸候補はファンからの信頼も厚い。昨シーズン終盤には4試合連続ゴールをマークし、新生ドイツU-21代表では10番を背負うなど、今シーズンは中心選手としての活躍が期待されていたが、ケガやコロナ感染の影響でスタメン出場は6試合どまり。1得点・2アシストという結果も含めて納得のいく成績ではないはずだ。
デュッセルドルフはアタッキングサードでチャンスメークできる選手が必要なだけに、ゴールへの道を作り出すことができるこの21歳の復調は後半戦の巻き返しに向けて不可欠な要素。いち早くコンディションを取り戻し、またピッチ上で躍動する姿をファンは待ち望んでいる。
●室屋成(ハノーファー/DF)…60点(及第点の出来)
15試合0得点・3アシスト
スピードを活かした突破力とクロスの精度は2部のSBの中でもトップレベルの評価を受けている。チーム14得点のハノーファーでSBながら3アシストというのは十分な評価に値するものだろう。一方で守備において1対1で守りきることを要求される場面が多く、チームが守備的な戦い方を選択する際にはスタメンから外れた試合も。代わりに出たSBがパスミスを連発し、攻撃時の貢献はほとんどなかったにもかかわらず、だ。
この日本代表DFの競り合いにおける対応は、監督から信頼しきれないものがあったようだ。それでも、11節レーゲンスブルク戦からは8試合連続スタメン出場を果たし、攻守両面で堅実なプレーでチームに貢献している。2-1で勝利した17節インゴルシュタット戦では2アシストをマークした。
文●中野吉之伴
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