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【J1採点&寸評】名古屋2-0柏|守備を引き締めた中谷は貴重な追加点。ピンチを救い続けた宮原はMOM級の働きぶり

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2021年11月03日

柏――馬力が上がっていかなかった背番号9

MF
22 ドッジ 6
試合開始早々に右手親指を負傷し、しかめ面。前目のボランチとしてよくボールに絡み、縦パスを狙う意識も高かった。試合の支配力を高めるうえで、縦横無尽の活動量を見せた。

MF
33 仲間隼人 5.5
右のサヴィオと同様にサイドバックの攻め上がりを意図したポジショニングでプレーしたが、攻守ともにやや雑さが目立った。終盤はゴール前でのプレーを増やし、フリックなどでチャンスメイク。

FW
9 クリスティアーノ 5.5 (75分OUT)
動きの遅さが目に付いた。パワーはあり、周囲を見る力もあるが、ここぞという場面で馬力が上がっていかない。後半は意地も見せたが、残り15分を仲間に託し、交代。

FW
19 武藤雄樹 6(63分OUT)
最前線のクリスティアーノを補佐するような動きで攻撃の仕掛けを担ったが、スペースのなさに苦労した感も。もう少し前向きのプレーを増やしたかった。
 
途中出場
FW
35 細谷真大 5.5(63分IN)
押し込んでいく流れのなかで投入され、縦パスをよく引き出したが、相手の分厚い守備には難儀した。ブロックもあってシュートはゼロとなり、追う展開で入ったFWとしては物足りなさ。

MF
28 戸嶋祥郎 5.5(75分IN)
サヴィオに変わって入り、よりゴール前でのプレーを協調しつつ得点機会をうかがった。惜しいフリックやワンツーなどあったが、あと一歩届かず。

FW
39 神谷優太 5.5(75分IN)
セットプレーのキッカーはじめチャンスメイクを担って敵陣を走り回ったが、名古屋の5バックの前にスペースが限られ、動きも封じられた。

監督
ネルシーニョ 5.5
戦術的な準備の成功と相手に「気迫で圧された」と言わしめるメンタル面でのマネジメントは見事でしかなかったが、2つの“セットプレー”に泣かされた。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 
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