パリ五輪世代のエース候補も注目に値する存在
さらに言うと、パワープレーで競り勝てる長身FWも足りない。その枠で注目したいのが原大智(シント=トロイデン)。未知数ではあるが、アラベスに買われた分、ポテンシャルは高いということ。ザックジャパン時代もハーフナー・マイク(FCボンボネーラ)がアジア予選で存在感を示し、ゴールを奪ったことがあったが、大迫とは異なるターゲットマンが1人いるだけで新たな攻撃オプションが生まれる。2022年3月までの最終予選期間中に「使える存在」に成長してほしいところだ。
目下、Jリーグでブレイク中のパリ五輪世代のエース・荒木遼太郎(鹿島)のような20歳そこそこの若手を視野に入れるのもいい。久保と同年代ならば、世界的に見てもそこまで若手とは言えない。2022年夏に中国で開催される予定のEAFF E-1選手権での抜擢が現実的かもしれないが、若くフレッシュな人材にもっともっと目を向けるべきだ。
実績ある既存戦力だけに頼っていたら、本当にカタール行きに暗雲が漂う可能性がある。その事実を森保監督もコーチングスタッフも再認識する必要がある。今回の大苦戦を教訓にして、より柔軟なメンバー選考を期待したいものである。
文●元川悦子(フリーライター)
【W杯アジア最終予選PHOTO】日本1-0中国|“半端ない”大迫勇也が決勝ゴール!キッチリ勝点3獲得!
実績ある既存戦力だけに頼っていたら、本当にカタール行きに暗雲が漂う可能性がある。その事実を森保監督もコーチングスタッフも再認識する必要がある。今回の大苦戦を教訓にして、より柔軟なメンバー選考を期待したいものである。
文●元川悦子(フリーライター)
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