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久保建英の躍動で東京五輪世代浮上の流れが加速? 最終予選での台頭、抜擢が期待される人材は?

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年09月08日

原口、古橋は所属チームでは中央でプレー。左サイドの職人としてふさわしいのは…

五輪ではメキシコ戦後半で躍動を見せるにとどまった三笘。ベルギーで結果を残し、A代表に這い上がれるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 躍動感ある久保の一挙手一投足を目の当たりにして、さらなる世代交代の必要性を感じた人も多かったはずだ。実際、この日は大迫の動きがまだ重く、点は取ったものの、バックアップ役の必要性を痛感させた。ケガで交代した長友佑都にしても、無所属の影響からか後半は動きが悪かった。東京五輪から出ずっぱりで満身創痍の吉田と遠藤航(シュツットガルト)は気力で戦い抜いたが、やはり彼らに全てを託すわけにはいかない。2018年ロシアW杯経験者以外の存在感がより高まらないと、この先の8戦でオーストラリアとサウジアラビアをかわして世界切符を取るのは難しいと言うしかない。

 そこで期待したいのが、東京五輪世代だ。中国戦で出番のなかった堂安律(PSV)や中山雄太(ズウォーレ)らは、さらにストロングを研ぎ澄ませ、指揮官の信頼を勝ち取らなければ、重要局面での抜擢はあり得ない。堂安は久保が右サイドに回されるのを見て、どこかで悔しさを感じたはず。巻き返しを図るとしたら、PSVで出番を得て、決めきる力を磨くしかない。
 
 今後は、今回招集されなかった田中碧(デュッセルドルフ)や左の仕掛け人・三笘薫(ウニオン・サン・ジロワーズ)らの抜擢もあっていいのではないか。

 ボランチに関しては、やはり遠藤への依存度が高すぎる印象が強い。五輪、A代表で大黒柱として中盤を牽引し、さらにシュツットガルトでもキャプテンとして休みなく走り続けていたら、どこかでケガやコンディションを崩してもおかしくない。森保監督は今回、守田英正(サンタ・クララ)さえも使わなかったが、国際舞台での経験値を考慮したのだろう。となれば、東京五輪6試合を戦い抜いた田中碧は心強い存在だ。柴崎岳(レガネス)とはまだコンビを組んだことがない分、次は招集して連係を確立させた方がいい。彼の融合は今後のキーポイントではないか。

 三笘に関しても、左サイドをドリブルで一気に打開できる逸材だ。オマーン・中国2連戦を振り返ると、原口元気(ウニオン・ベルリン)はクラブで中央をやっていることもあり、以前のようなウインガーとしての推進力を発揮しにくくなっている。古橋にしても中央で使った方が怖さを発揮できる選手。生粋の左サイド職人がいない状況だ。三笘や相馬勇紀(名古屋)のような仕掛けられる人材がいれば、サイド攻撃を活性化させられる。今後は状態を見ながら招集を考えるべきだ。
 
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