• トップ
  • ニュース一覧
  • 韓国のエースにしてやられた…冨安健洋が忘れられない7年前の衝撃。成長を促した敗北と出会い【五輪代表エピソード】

韓国のエースにしてやられた…冨安健洋が忘れられない7年前の衝撃。成長を促した敗北と出会い【五輪代表エピソード】

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2021年07月08日

大会前のミーティングでは最も長いスピーチで決意を語る

現在はA代表でも不動の地位を確立。今季はクラブでもステップアップの時期を迎えるか。写真:サッカーダイジェスト

画像を見る

 彼の中で好きなエピソードがある。それは2016年にバーレーンで開催されたU-19アジア選手権の直前合宿でのミーティングで、選手一人ひとりが全員の前で決意を語った時、一番長いスピーチをしたのが冨安だった。

 その真意を聞くと、「ずっとみんなに話したい気持ちがあったんです。僕はアジア予選で失点に絡んで負けている経験もあったし、アビスパでも今季はJ2降格という悔しい経験をしたからこそ、それを含めて自分の伝えたい思いを話しました」と淡々と答えた。

 こうしたエピソードからも冨安が、いかに自身の成長やチームとして強くなることに対して、熱い想いを抱いているのかを感じることができる。
 
 若くして濃い経験をしてきたからこそ、今の冨安がある。いや、一見淡々としているが、その内側には強烈な向上心と探究心、学習能力があるからこそ、濃い体験を引き寄せたと言えるだろう。それは、彼自身の手で生み出した成長のルーティーンがある限り、これからも変わらないだろう。

文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
【関連記事】
16歳の堂安律に衝撃を与えた韓国のエース。「無力さを感じた」痛恨の敗戦から磨き続けた個の力【五輪代表エピソード】
全盛期のPL学園野球部で春夏準優勝… 旗手怜央、父から譲り受けた身体能力と、人生を照らした言葉【五輪代表エピソード】
ガンバではユース昇格ならず…“ビースト”林大地の闘争心に火をつけた履正社の仲間たち【五輪代表エピソード】
「なんだこれは…」衝撃大敗の“青森山田戦”が転機に。複数Jクラブも注目の米子北ボランチが描く成長曲線
【U-24日本代表 全選手プロフィール】東京五輪に挑む18人の経歴、世界経験、プレースタイルは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ