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「あのミスは悲しかったけど…」スペインの超逸材ペドリは、なぜ18歳にしてEUROで活躍できるのか【インタビュー】

カテゴリ:国際大会

エル・パイス紙

2021年07月02日

「短期決戦ではあってはならないミスだ」

――スタッツによると、今大会ここまで君が放った唯一のシュートがウナイ・シモンへのバックパスだそうだ。

「あの事故を除けば、確かにシュートはゼロだ。最初のシュートがスペインの得点に繋がればいいんだけどね。シュートへの意識を高めることが僕の課題であることは分かっている。(ロナルド)クーマン(バルセロナの監督)からもルイス・エンリケからもよく言われる。ゴール前に顔を出していれば、こぼれ球に反応してシュートを決めることもできるしね」

――あの場面、バックパスがオウンゴールになった瞬間、どんな気持ちだった?

「ただただ悲しかった。ウナイに対しても、そして僕の中でもね。EUROのような短期決戦ではあってはならないミスだ。ただまだ残り時間がたっぷりあったから、チャンスはあると確信していた。頭を冷静に保ち、それまでと同様のプレーをすることを心がけた。試合展開的にはスペインのほうがずっといいサッカーをしていたからね」

【動画】ペドリのバックパスからまさかの…スペイン代表守護神U・シモンの衝撃オウンゴールはこちら
 
――スペインのサッカーはどこかレトリック(美辞麗句)的なイメージがある。ボール支配率が80パーセントを超えても、なかなかそれが有効に活用されることがない。

「ボールを保持する最大の目的は、相手ゴールに攻め込むことだ。でも同時にボールを保持していれば疲労で相手選手が酸欠状態になって、付け入る余地も広がってくる。もちろんボール支配率が80パーセントを超えるだけでは意味がない。ボールを握って、スペースを攻略しなければならない」

――試合中、(セルヒオ)ブスケッツからポジション修正の指示を受けることはあるの?

「彼のアドバイスはとてもためになる。ラ・カルトゥハ(スロバキア戦)でも、パスワークにブレーキがかかっているような状態になっているから、球離れを早くするように言われた。まったくその通りだった。最初の数プレーでうまく対応できずに、ボールロストに繋がっていたからね。実際、そのアドバイスを参考にしてプレーしてみると、試合の流れに入ることができた」

インタビュアー●ホセ・サマノ&ラディスラオ・J・モニーノ(エル・パイス紙)(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙のコラム・記事・インタビューを翻訳配信しています。
 
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