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五輪経由での最終予選参戦は久保、堂安、冨安のA代表主力組にプラス3~4人? その顔ぶれは…

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年06月13日

「大迫君みたいな存在になりたい。盗めるものは全部盗みたいと思っています」と意気込むのは…

ジャマイカ戦では見事な抜け出しから1得点を奪った上田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 もうひとり、最終予選を戦える可能性がある選手がいるとすれば、上田綺世ではないか。大迫勇也(ブレーメン)が絶対的FWとして長く君臨する最前線もA代表の中で手薄なポジションだからだ。セルビア戦でオナイウ阿道(横浜)がタメを作り、起点となる仕事をしたことで、長友も絶賛していたが、まだ彼もA代表デビューを飾ったばかり。U-20世代では世界舞台に立っていないこともあり、本当に高いレベルでコンスタントな仕事が働きを見せられるのかという疑問が残る。それに比べると、上田は2019年コパ・アメリカ(ブラジル)やE-1選手権(釜山)、ユニバーシアード(ナポリ)などを主力で戦っていて、外国人相手の感覚をある程度、身に着けている。そこは希望が持てる部分だ。

「大迫選手は今の日本のトップクラスのFW。僕もいずれは大迫君みたいな存在になりたい。盗めるものは全部盗みたいと思っています」
 
 こう意欲を燃やす22歳のFWを早く大迫と一緒にプレーさせ、感覚や間合いの取り方、DFとの駆け引きを覚えさせた方がいいという考え方もある。大迫がケガがちで、コロナ禍ということもあって重要局面で離脱する可能性が少なからずあるだけに、早く後継者を育てておくべきだ。

 このように、まずはA代表経験のある欧州組と手薄なポジションの国内組が組み込まれることになるだろうが、最終予選はカタールW杯直前まで続く。その間に新戦力参入のチャンスは必ず生まれる。U-24世代の面々は五輪代表メンバーに入る入らないに関わらず、そこを目指すことが肝要だ。かつて五輪落選の憂き目に遭いながら、W杯で活躍した大迫や原口元気(ハノーファー)のような好例を参考にしつつ、高みを目指してもらいたい。

取材・文●元川悦子(フリーライター)
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