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五輪経由での最終予選参戦は久保、堂安、冨安のA代表主力組にプラス3~4人? その顔ぶれは…

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年06月13日

板倉、中山、田中の3人も最終予選で必要な戦力となるか

田中(17番)は遠藤とのコンビで中盤を席巻。A代表でもこの組み合わせが見られるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 久保、堂安、冨安の3人以外で最終予選参戦が有力視されるのは、板倉滉(フローニンゲン)、中山雄太(ズウォーレ)、田中碧の3枚ではないか。

 ご存じの通り、板倉は5月28日のミャンマー戦で吉田とセンターバック(CB)を組んでおり、第3のCB浮上もあり得る状況だ。ただ、CBに関しては欧州組の植田直通(ニーム)や11日にA代表が戦ったセルビア戦(神戸)で存在感をアピールした谷口彰悟(川崎)、2018年ロシアW杯レギュラーの昌子源(G大阪)もいて、競争は熾烈を極める。板倉が東京五輪で主力のひとりとしてフル稼働し、来季も欧州で存在感を示し続けなければ、地位を掴むことはできない。

 それは中山にしても同じ。U-24代表では左サイドバック(SB)がメインになりそうだが、いかんせんそこは本職ではない。「今季ズウォレではCBと左SBとボランチを3分の1ずつプレーした」と本人も言うように、3つのポジションを柔軟にこなせるマルチ能力は魅力だが、左SBとしてのスペシャリティは足りない。ただ、長友佑都(マルセイユ)のバックアップ人材が薄い実情もあるだけに、欧州経験のある彼は貴重。しかも左利きだ。その優位性で最終予選参戦という道が開ける確率が高い。
 
 田中碧に関しては、今回組んだばかりの遠藤航とのボランチコンビの関係性が素晴らしく、「そのままA代表に持って行きたい」と森保一・横内両指揮官も考えているのではないか。3月の日韓戦以降、守田英正(サンタ・クララ)が台頭し、遠藤航のパートナー候補一番手となっているが、セルビア戦の前半を見る限りだと中盤の統率力や積極性をやや欠いた印象も拭えなかった。

 そうした面を視野に入れると、伸びしろの大きな田中碧への期待はより一層高まってくる。そこで気になるのが、高度な国際経験だ。五輪本大会というのは彼の現在地を計る千載一遇の場。本気モードの南アフリカやメキシコ、フランスと互角に渡り合えれば、最終予選出場へのゴーサインが出る。もちろん彼自身も今夏の海外移籍が濃厚と見られるだけに、新天地で試合に出られるかどうかというハードルは残るが、今が重要局面なのは間違いない。ここは一気にA代表のポジションを掴みにいきたいところだろう。
 
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