そうした意味では今回の吉田、遠藤、酒井は、オーバーエイジに期待される要素、プレー以上の役割を果たす存在として、まさに適任だろう。初戦の南アフリカ戦まで、まだ１か月以上あり、強化試合も４試合組まれている。彼らの経験を注入し、ピリッとした緊張感のある五輪代表に変貌する時間は充分にある。そして、吉田や遠藤のコメントを聞く限り、彼らもその意志が充分にあるようだ。
今回のＵ-24ガーナ戦は、アフリカ勢との対戦経験を詰む実戦テストであるとともに、本番に向けたチーム作りの第一章でもある。オーバーエイジを加えたチームが、どう変貌して行くのか。乞うご期待である。
文●清水英斗（サッカーライター）
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