――同じレフティの久保選手や堂安(律)選手など、2列目はライバルが多い。6月の2試合でどんな点をアピールしたい?
「まぁ、比べる必要はないので。薫も2列目で同じですが、それぞれが違う特徴を持っている中で、自分がチームに何をどれだけもたらせられるかを証明できなければいけない。僕は良い位置にポジションを取りながら、パスコースを作って自分がボールに関わることで攻撃を組み立てていくところが特徴なので、そこをチームに還元でればと思っています」
「開催されると思って準備をし続けるしかない」
――コロナ禍で五輪開催は、まだ不透明な部分もあります。
「僕らは“東京五輪世代”と言われ、何年も前からずっと準備してきました。様々な活動や大会を通して実力を身につけて、クラブでもそれぞれが意識してポジション争いをして、メンバーに入るために切磋琢磨してきた。だから、やはり開催されてほしいです。その舞台でプレーしたいというのが、選手として一番に思うところです。
ただ、去年五輪が延期されたように、自分たちの力ではどうしようもないこともあるので、開催されると思って準備をし続けるしかない。その先の事は、その時になって考えてみるしかないのかなと思っています」
取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)