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プロ分析官が見たアルゼンチン戦。五輪当確は3選手! オーバーエイジを使うならSBとトップ下

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2021年03月31日

2試合それぞれのキーマンは…

杉崎氏が完勝した2試合目のキーマンとして田中碧以上に押したいというのが瀬古(22番)だ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 この2試合でのキーマンを挙げるとすれば、1戦目に関しては三笘薫選手かなと思います。あれだけJリーグで活躍していて、代表でどれだけできるのか。それが今回は目立った活躍はできなかった。

 それでもキーマンに挙げるのは、今後の期待を込めての部分もあります。アルゼンチン代表の4番が対峙していて、抜けたシーンもありましたし、縦を切られてバックパスに逃げるシーンもありました。

 今Jリーグでそういう経験をあまりしていないなかで、彼が今後どれだけ反骨心をもって成長して、U-24のオリンピックでどれだけ爆発できるかと期待も込めています。

 2戦目に関しては、田中碧選手と言いたいところですが、個人的には瀬古選手を押したい。

 初戦でゴールを取られた9番の選手を、この試合では当然抑えないといけない。楔に対してもそうですし、裏への抜け出し、サイドからクロスを入れられた時の対応。90分通してほぼほぼ抑え込めたところと、当然アシストもしたという攻撃のところ。あのロングパスだけでなく、繋ぎのパスでもミスをしていない部分を評価しています。
 
 海外組でもない選手が、どれだけできるかというところで、自分が持っている力を発揮してくれた。

 細かいところでは、自分たちが前半ロングボールから得点を獲ったということで、アルゼンチンも後半、中盤を省略して裏にロングボールを蹴るシーンが増えました。その時に、瀬古選手と町田浩樹選手の2CBがそれを見越して、いち早くバックステップしてほとんどロングボールの処理が出来ていた。競り勝ったこともそうですし、しっかりと自分たちのボールにも出来ていた。

 当然田中碧選手の中盤の繋ぎやパスカットも良かったですが、この試合で点をとって、点を取らせないというのを誰がやったかと言えば瀬古選手だった。

 特に町田選手と二人同時にバックステップ出来て、相手が後半それを繰り返していたということを考えると、話し合っていたこともある。

 79分には、ロングフィードを蹴られるかもとバックステップを踏んだ時に、逆にグラウンダーの楔のパスを通されたシーンもありました。今後の課題を挙げるとすれば、CBふたりの連係だけでなく、ボランチを含めた守備ブロックの連係ということが大事になると思います。
 
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