OAを使うならSBとトップ下
東京五輪本番では、正直今回のメンバーでもやれると思います。もしオーバーエイジを採用するならば、この2試合で今ひとつの出来に終わったポジションでしょう。
ひとつは、SBのところです。
2試合ともそうでしたが、SBが絡んで良い攻撃、良い守備が出来ていたかと聞かれると、全員が全員そうだねとは言えないでしょう。もしオーバーエイジを使うのであれば、そこがポイントになると思います。
逆に、ボランチや2列目の選手たちというのは、Jリーグやヨーロッパでも活躍している選手たちなので、そこにフル代表の選手を当てるというのが良いのかどうか。今回で言えば板倉選手と田中碧選手でやれそうです。
ひとつは、SBのところです。
2試合ともそうでしたが、SBが絡んで良い攻撃、良い守備が出来ていたかと聞かれると、全員が全員そうだねとは言えないでしょう。もしオーバーエイジを使うのであれば、そこがポイントになると思います。
逆に、ボランチや2列目の選手たちというのは、Jリーグやヨーロッパでも活躍している選手たちなので、そこにフル代表の選手を当てるというのが良いのかどうか。今回で言えば板倉選手と田中碧選手でやれそうです。

Jリーグ優勝クラブで活動したアナリストの第一任者杉崎健氏。Twitter(https://twitter.com/suzakken)やオンラインサロン(https://community.camp-fire.jp/projects/view/356767)などでも活動中。
もう一つポイントに挙げるとすれば2列目、特にトップ下です。
久保建英選手を一体どこで使うのか? という話にも繋がりますが、2戦目では、久保選手はトップ下なのに、特に右サイドに流れてくることが多くて、スタイル的にドリブルを仕掛けるのに、真ん中よりもやりやすい右に流れてきていた。
それならば、最初から右サイドに久保選手を置いて、トップ下にボールを散らせる選手や、フィニッシュに絡める南野拓実選手のようなタイプを置いた方が良いのではないかとも思います。
また、この2戦で五輪メンバー入りを当確にしたと感じる選手は3人です。
初戦は出場停止でしたが、田中碧選手はこれだけできるというのを証明した。板倉選手は初戦CB、2戦目はボランチでどちらでも使えるということと、やはりセットプレーで点が取れる選手というのは絶対的に必要になってくるので、まずこのふたりを挙げます。
さらに前線でも軸となる選手を決めていると思いますが、それは久保選手になるでしょう。まだ19歳で、飛び級で入ってきているなかでも、2戦ともチャンスには絡んでいた。得点に繋がったのはCKからでしたが、彼がいなければそのチャンスも無かったわけで、必要な選手と言えるでしょう。周りの選手から比べれば5歳ほど違うので、伸びしろや将来性を考えても当確ではないでしょうか。
【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献した。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍中。
◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝
久保建英選手を一体どこで使うのか? という話にも繋がりますが、2戦目では、久保選手はトップ下なのに、特に右サイドに流れてくることが多くて、スタイル的にドリブルを仕掛けるのに、真ん中よりもやりやすい右に流れてきていた。
それならば、最初から右サイドに久保選手を置いて、トップ下にボールを散らせる選手や、フィニッシュに絡める南野拓実選手のようなタイプを置いた方が良いのではないかとも思います。
また、この2戦で五輪メンバー入りを当確にしたと感じる選手は3人です。
初戦は出場停止でしたが、田中碧選手はこれだけできるというのを証明した。板倉選手は初戦CB、2戦目はボランチでどちらでも使えるということと、やはりセットプレーで点が取れる選手というのは絶対的に必要になってくるので、まずこのふたりを挙げます。
さらに前線でも軸となる選手を決めていると思いますが、それは久保選手になるでしょう。まだ19歳で、飛び級で入ってきているなかでも、2戦ともチャンスには絡んでいた。得点に繋がったのはCKからでしたが、彼がいなければそのチャンスも無かったわけで、必要な選手と言えるでしょう。周りの選手から比べれば5歳ほど違うので、伸びしろや将来性を考えても当確ではないでしょうか。
【著者プロフィール】
杉崎健(すぎざき・けん)/1983年6月9日、東京都生まれ。Jリーグの各クラブで分析を担当。2017年から2020年までは、横浜F・マリノスで、アンジェ・ポステコグルー監督の右腕として、チームや対戦相手を分析するアナリストを務め、2019年にクラブの15年ぶりとなるJ1リーグ制覇にも大きく貢献した。現在は「日本代表のW杯優勝をサポートする」という目標を定め、プロのサッカーアナリストとして活躍中。
◇主な来歴
ヴィッセル神戸:分析担当(2014~15年)
ベガルタ仙台:分析担当(2016年)
横浜F・マリノス:アナリスト(2017年~20年)
◇主な実績
2017年:天皇杯・準優勝
2018年:ルヴァンカップ・準優勝
2019年:J1リーグ優勝