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ラームを彷彿させる存在感! ドイツ代表キミッヒがバイエルンにもたらす絶大な効果とは?【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

中野吉之伴

2021年01月08日

SBでもボランチでも有能な選手をどこで起用するかは悩ましい

 その後も右サイドをえぐる動きを見せたかと思うと、中盤センターでパスを受けてゲームをコントロールしたり、ゴール前に入り込んだりと縦横無尽に様々な仕事をすべて的確にしてみせる。リズムをつかんだバイエルンは結果、後半猛攻を仕掛けて5-2で大勝した。

 フリック監督は「ヨシュアは、サイドバックとはどんなプレーをすべきかというのを見せてくれた」とその活躍を褒め称え、キミッヒも「マインツが前半中盤センターの守備をうまく抑えてきていたから、その外で起点となることが大事だと思っていた」と自身の役割を明確に理解し、それを実践したことを明かしていた。

 それにしても、ラームの時もそうだったが、SBとしても、ボランチとしても有能な選手をどこで起用するかは監督にとっても悩ましい。キミッヒ自身はボランチでのプレーを望んでいるというのも考慮しなければならない。

 だが、SBとしてもワールドクラスのプレーができる選手が手元にいるというのは大きな利点なのだ。今後は、バイエルンにとっても、ドイツ代表にとっても、キミッヒの存在がカギとなることは間違いない。

 
筆者プロフィール/中野吉之伴(なかの きちのすけ)

ドイツサッカー協会公認A級ライセンスを保持する現役育成指導者。執筆では現場での経験を生かした論理的分析が得意で、特に育成・グラスルーツサッカーのスペシャリスト。著書に「サッカー年代別トレーニングの教科書」「ドイツの子どもは審判なしでサッカーをする」。WEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)を運営中
 
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