「パッと反射的に身体が動く感じ。頭で深くは考えていない」
――その姿勢がセンスにつながっているのですね。
「んー、それは正直分かりません。単純に人が敷いたレールを走るのが嫌やっただけです。ほら学校の授業って全員同じ教科書が配られるでしょ。でもそれを勉強していてもみんなと同じことしかできひん。それなら別に参考書を買って、そっちを極めたほうが面白い。他の人とは違う道で『俺はもっと凄いんやで』って見せつけられるなと。先生の話を素直に聞くのも大切やけど、勉強の仕方は自由。だからサッカーだってセオリー通りに動くだけじゃなく、もっと思うがままにやってええんちゃうかなって。そんな感覚です。まあそうやって生きてきたから、今でも普通のプレーをわざと難しくする癖はありますけどね(笑)。センスとは違うかもしれないけど、自由な発想は培えたのかもしれません」
――『自由な発想』とは、セオリー通りの選択肢とは別に、自分なりのアイデアがあるというイメージなのでしょうか?
「僕の場合、選択肢自体は全然ないんですよ。漫画とかゲームとかでよくあるじゃないですか。5つくらい選択肢が思い浮かんで、その中からひとつを選ぶみたいな。そんな思考は持ち合わせていないです。相手の寄せるスピード、味方の位置、ボールの回転とか、いろんな視点で状況を見た時に、パッと反射的に身体が動く感じ。頭で深くは考えていないです」
――それは、つまり感覚でやっているわけですよね。やっぱり天才じゃないですか!!
「ありがとうございます(笑) でも僕はどちらかと言えば身体能力に任せている感じです。スピードで相手を振り切るとか。イニエスタや小野さんみたいな“本物”とは、発想のレベルが違うというか」
「んー、それは正直分かりません。単純に人が敷いたレールを走るのが嫌やっただけです。ほら学校の授業って全員同じ教科書が配られるでしょ。でもそれを勉強していてもみんなと同じことしかできひん。それなら別に参考書を買って、そっちを極めたほうが面白い。他の人とは違う道で『俺はもっと凄いんやで』って見せつけられるなと。先生の話を素直に聞くのも大切やけど、勉強の仕方は自由。だからサッカーだってセオリー通りに動くだけじゃなく、もっと思うがままにやってええんちゃうかなって。そんな感覚です。まあそうやって生きてきたから、今でも普通のプレーをわざと難しくする癖はありますけどね(笑)。センスとは違うかもしれないけど、自由な発想は培えたのかもしれません」
――『自由な発想』とは、セオリー通りの選択肢とは別に、自分なりのアイデアがあるというイメージなのでしょうか?
「僕の場合、選択肢自体は全然ないんですよ。漫画とかゲームとかでよくあるじゃないですか。5つくらい選択肢が思い浮かんで、その中からひとつを選ぶみたいな。そんな思考は持ち合わせていないです。相手の寄せるスピード、味方の位置、ボールの回転とか、いろんな視点で状況を見た時に、パッと反射的に身体が動く感じ。頭で深くは考えていないです」
――それは、つまり感覚でやっているわけですよね。やっぱり天才じゃないですか!!
「ありがとうございます(笑) でも僕はどちらかと言えば身体能力に任せている感じです。スピードで相手を振り切るとか。イニエスタや小野さんみたいな“本物”とは、発想のレベルが違うというか」
――発想のレベル?
「あのふたりは『うわ、今のめっちゃ上手いやん』って唸るプレーの連続じゃないですか。驚くようなプレーを生み出す数が半端じゃない。僕は全然その域ではないです」
――ただ他の選手は柿谷選手のプレーに、多くの驚きを感じているはずですよ。今年6月に発売された「サッカーダイジェスト」で行なった、現役Jリーガーへの『天才番付』アンケート企画では4位。「意外性」「アイデア」「発想」を評価するコメントが多く寄せられています。
「おお!! ほんまですか。それは嬉しいです」
――こちらが選出理由のリストです。気になるものはありますか?
「(リストをじっくり見ながら)井手口(陽介)くんの『サッカーを楽しんでいる』というコメントは嬉しいですね。やっぱりそれが僕の取り柄なので」
「あのふたりは『うわ、今のめっちゃ上手いやん』って唸るプレーの連続じゃないですか。驚くようなプレーを生み出す数が半端じゃない。僕は全然その域ではないです」
――ただ他の選手は柿谷選手のプレーに、多くの驚きを感じているはずですよ。今年6月に発売された「サッカーダイジェスト」で行なった、現役Jリーガーへの『天才番付』アンケート企画では4位。「意外性」「アイデア」「発想」を評価するコメントが多く寄せられています。
「おお!! ほんまですか。それは嬉しいです」
――こちらが選出理由のリストです。気になるものはありますか?
「(リストをじっくり見ながら)井手口(陽介)くんの『サッカーを楽しんでいる』というコメントは嬉しいですね。やっぱりそれが僕の取り柄なので」