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「W杯史上最強の日本代表になれる」英国の熟練記者はそれでも森保ジャパンをポジティブに評価する

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2020年10月10日

久保はいまだ圧倒的なスキルを“還元”できていない

W杯に向けて、森保監督はいかなるビジョンを描くのか。(C)JFA

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 かたや、攻撃陣は手放しでは褒められない。

 原口元気、南野拓実、堂安、大迫勇也の4人は非常によく守備はしていたが、攻撃の幅や厚みであったり、エリア内への侵入、局面での素早いパス交換など物足りなさがある。とくに原口と堂安は、よく組織化されたカメルーンの守備を前にインパクトを残せず、大迫もほとんどの時間で存在が希薄だった。対照的に途中出場の伊東純也は新鮮な空気を運んだ。縦にスピーディーに仕掛けようとする気概がチームのテンポを上げていた。

 久保はどうだったか。確かに卓越したスキルとビジョンを持ってはいるが、それらをチームメイトたちとの連携のなかでスムーズに発揮できていない。間違いなく次代を担うスターながら、しっくりいっていないのが現状だ。出場時間が25~30分ではゲームに入り込むのは難しいだろうし、やはり少しでも多く90分間プレーする機会を与えてほしい選手である。ただ最後のフリーキックで見せ場を作ったあたりは流石だ。カメルーン戦にポジティブな印象を与えるラストプレーともなったからだ。

 いずれにせよ、火曜日のコートジボワール戦は大迫抜きで攻撃を構築しなければならない。相当にハードなものとなるだろう。

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著者プロフィール
マイケル・プラストウ/1959年、英国のサセックス州出身。80年に初来日。91年に英国の老舗サッカー専門誌『ワールドサッカー』の日本担当となり、現在に至る。日本代表やJリーグのみならず、アジアカップやACLも精力的に取材し、アジアを幅広くカバー。常に第一線で活躍してきた名物記者だ。ケンブリッジ大学卒。

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